体脂肪が引き起こす怖い病気!肥満になるとなぜ「糖尿病」になってしまうのか?【体脂肪の話】
体脂肪が引き起こす怖い病気!肥満になるとなぜ「糖尿病」になってしまうのか?
インスリンが高血糖の原因に
糖尿病は言わずと知れた代表的な生活習慣病です。糖尿病とは高血糖が慢性的に続く状態のことで、網膜症、腎症、神経障害の三大合併症をともなう危険性が知られています。糖尿病を一度発症すると以後はずっと病状とつき合う生活になるため、糖尿病にならないよう日頃から予防しておくことが大事になります。
さて、肥満がどうして糖尿病につながるかと言うと、高血圧の場合と同じくインスリンの働きが関係しています。内臓脂肪が増えるとインスリンの効き目が悪くなり、それを補うためにインスリンが過剰に分泌されますが、この状態が続くとやがてすい臓が疲れてインスリンの分泌量が低下してしまいます。するとブドウ糖がうまく使われず血液中に溜まるようになり、糖の溢れた高血糖状態になってしまうのです。
糖尿病の判定基準は、つぎのページにあるように血糖値とHbA1cがもとになります。血糖値だけだと食事の前後で大きく数値が変わるため、過去1~2ヵ月の血糖変動が現われるHbA1cの値も併せて診断するわけです
なお、日本人は欧米白人とくらべて善玉物質のアディポネクチンを十分に分泌できない人が多く、インスリンの分泌量も少ないうえ、内臓脂肪が多いというハンデがあります。それだけ糖尿病になりやすいと覚えておきましょう。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 体脂肪の話』 監修:土田隆

