日テレNEWS NNN

写真拡大 (全9枚)

自民党の中曽根弘文・憲法改正実現本部長は、天皇陛下の長女・愛子さまについて、仮に天皇になった場合「結婚する人もいない」などと発言したことについて、「適切でなかった」などと釈明しました。

■富山の講演会での発言釈明

29日正午過ぎ、自民党の中曽根氏は「反省」を口にしました。

「言葉が適切でなかった点もあったと反省しています」

発端となったのは、きのう富山県高岡市で行われた講演会での発言です。中曽根氏は、皇位継承問題に触れ、次のように述べました。

中曽根弘文・憲法改正実現本部長
「愛子さまが天皇になるのは『あり得ない』」

「天皇になったら結婚する人もいない」

「男性のお子さんを生まなきゃならないというすごいプレッシャーがある」

こうした発言に批判が集まり、29日の釈明に至りました。

■「あり得ないという言葉はよくなかった」と釈明

中曽根氏は「愛子さまの天皇はあり得ない」という発言の真意について、次のように説明しました。

「愛子さまが天皇になられるっていうようなことは今の皇室典範や国会の議論において、今の状況では天皇陛下になるということはないということを申し上げたんですね。『あり得ない』という言葉はよくなかったと思いますが」

■「心配から出た言葉」

また、「天皇になったら結婚する人もいない」という発言については、心配から出た言葉だったと説明しました。

「世間で愛子さま、愛子さまということで期待が高いですし、マスコミ等から注目されている、こういう状況から見ますと、ご結婚もなかなか難しくなっていくんじゃないかなと、そういうふうに個人的な感想というか、心配というか」

「皇統を継ぐためにお子様をもうけなければならないという、そういう大きな精神的重圧。もし仮にですよ、今ないわけですけど、仮にそういうような状況になったときには気の毒だなと」

「ただ、お子様というべきところ『男性のお子さん』と言い間違えてしまったこと、ちょっと訂正したい」

「愛子さまの『幸せな人生』というのは、私自身ももちろん当然願っているところではあります」

■野党「ただちに撤回すべきコメント」

この発言に対し、野党からは批判の声が上がっています。

中道改革連合・重徳和彦国会対策委員長
「論評に値しない発言だったと思います。これはただちに撤回すべきコメント」

皇室典範をめぐり、政府は近く改正案を閣議決定し、国会に提出する方針です。ある野党幹部は「国会がゴタゴタしている中でこんな発言したらもっともめるだろう」と述べていて、審議は難航する可能性もあります。