<弟はモンスター長男様>勝ち取った城は負の遺産?俺は長男なんだぞぉ【第10話まんが:弟の気持ち】

写真拡大 (全5枚)

俺はタクヤ。きょうだいで唯一の男だったから特別扱いされて育った。「大切な長男」としてチヤホヤされるのが当たり前だと思っていた。姉たちは実家と縁を切ってしまったが俺にとっては好都合だ。俺は「姉たちは一切の権利を放棄する、その代わり援助もしない」という合意書にサインした。これで実家の資産を総取りできる……! しかし両親の介護が必要になると、妻のユカは出ていった。しかも実家の土地建物にはほとんど価値がなかったのだ。



この数か月で、両親はあっという間に弱ってしまった。ユカに面倒を押し付けようとしたら、子どもたちを連れてさっさと出ていかれた。今は両親と俺の3人暮らし。寝室から弱々しい母の声が聞こえたと思ったら、玄関のチャイムが鳴り響く。



激しく鳴るチャイムは借金の取り立てか、それとも近所からの苦情か……。実家は負の遺産でしかなかった。だけど気づいたときにはもう遅かった。実家のことに関しては、長男の俺がすべてをひとりで引き継ぐことになっているのだ……。



相続した実家は建て替え不可能な「死んだ土地」。売却すら叶わないと知ったのは、高いリフォームローンを組んだあとだった。家も土地も高く売れると信じてすでに着手金を払ってしまっていた俺は、多額の借金と年老いた両親をひとりで背負う羽目になった。

ユカからは完全に離婚を突きつけられ、姉たちに泣きつこうにも連絡を拒絶されて逃げ道がない。

「俺は長男なんだぞ! 特別な長男様なんだ。実家は俺ひとりのもの。ここは俺の城なんだ!」今やすっかり弱った両親と暮らしながら、俺は自分にひたすらそう言い聞かせるだけだった。

原案・ママスタ 脚本・motte  編集・井伊テレ子