土砂崩れが発生した住宅裏ののり面。作業員がブルーシートを敷いている=27日、藤沢市白旗

 台風8号と7号は27日、神奈川県に相次いで接近し、県内は未明から激しい朝が断続的に降った。横須賀、三浦両市にレベル4土砂災害危険警報が発表され、両市は計約13万人に警戒レベル4の避難指示を発令した。横浜、藤沢、鎌倉各市で土砂崩れや崖崩れが起きた。

 横浜地方気象台によると、降り始めから同日午後8時までの総雨量は、箱根町で225・5ミリ、三浦市で180ミリ、山北町で157ミリ、小田原市で148・5ミリ、藤沢市で116ミリだった。三浦市では午前5時過ぎまでの1時間に35・5ミリの激しい雨が降り、2度にわたって土砂災害危険警報が出された。

 土砂崩れや崖崩れが相次いだ。横浜市によると、同日早朝に1時間24・5ミリを記録。同市戸塚区小雀町で高さ8メートル、幅5メートル、同市保土ケ谷区坂本町で高さ15メートル、幅10メートルと高さ6メートル、幅4メートルの土砂がそれぞれ流出した。

 藤沢市白旗でも、のり面が高さ約10メートル、幅約5メートルにわたって崩落。また鎌倉市坂ノ下の鎌倉海浜公園水泳プール近くでは、表土部分が高さ15メートルにわたり崩れた。近くでカフェを経営する男性は岩肌がむき出しになっている部分を発見。前日まで草が生い茂っていたといい、「たびたび崩れることはあったが、今回が一番大きい」と話した。

 始発から運休していたJR東海道線小田原─熱海間の上下線は風雨の影響が弱まったとして、夕方に運転を再開した。