久保の状態は気がかりだ。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 スウェーデン戦から中3日。日本代表は6月29日(日本時間30日)、ブラジルとの決勝トーナメントに臨む。

 グループステージとは明らかに異なる、一発勝負の戦い。そのなかで気掛かりなのが、久保建英の状態だ。

 オランダとのグループステージ初戦で左膝を負傷。その後、MRI検査を受け、続くチュニジア戦、スウェーデン戦には帯同しなかった。

 現在はベースキャンプ地ナッシュビルで治療に専念しているが、回復具合は依然として不透明だ。"情報戦"も重要な要素だけに、日本サッカー協会が全治期間を公表しないことに異論はない。ただ、このレフティがブラジル戦に間に合うかどうかで、日本の戦い方は大きく変わってくる。

 例えば、久保が先発できれば、伊東純也を後半の切り札としてベンチに置いておける。ブラジルのような強豪を相手にするからこそ、試合の流れを変えられるゲームチェンジャーの存在は欠かせない。伊東の起用法は、勝敗を左右するポイントのひとつになるだろう。
 
 グループステージで勢いに乗ったチームが、決勝トーナメントに入った途端に失速する--。そんな光景をこれまで何度も見てきた。ここから始まるのは、負ければ終わりの真剣勝負である。

 「ヒーローは遅れてやってくる」という言葉がある。久保は、この大一番で日本を勝利へ導く存在になれるか。その左足に、大きな期待が懸かる。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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