6月21日、FIFAワールドカップ2026でチュニジア戦に臨んだ日本代表(JMPA代表撮影)

写真拡大

 連日、熱戦が続くFIFAワールドカップ2026。初戦で強敵・オランダと2-2で引き分け勝ち点1を手にした日本代表“サムライブルー”は、第2戦でチュニジアを4-0で下し、日本時間6月26日にスウェーデンとのグループリーグ最終戦に臨む。

【独自写真】実写映画『ブルーロック』極秘のスタジアム撮影を激写

 三笘薫遠藤航が参戦できず、久保建英も一時離脱するなどアクシデントもありながら見事な奮戦を見せているサムライ戦士たち。列島がその活躍に沸く中、サッカーファンの間で物議を醸している話題が。

本田と香川は「カス」

 波紋を呼んでいるのは、人気サッカー漫画『ブルーロック』だ。

 公式SNSでは日本代表に向けて応援の投稿を続けている同作が、なぜ“炎上”の的になっているのか。

「ブルーロックは、日本をW杯優勝に導く“世界一のエゴイストストライカー”を育てるため、300人の高校生が監禁状態で“個人のエゴ”をぶつけ合うという異色の作品です。ネット上で物議を醸しているのは、その第1話で描かれたシーン。

 エゴイストを求める指導者のキャラクター・絵心甚八は《日本サッカーの組織力は世界一》としながらも《それ以外は間違いなく二流》とバッサリ。それに対して、高校生キャラの1人である吉良涼介が《本田選手や香川選手…(中略)彼らは僕のスターです! あんた間違ってるよ》と反論するのですが……」(スポーツ紙記者)

 サッカーファンの怒りを買ったのは、次の場面だった。

「絵心が返した言葉は、《ん? 本田? 香川? んー? そいつらってW杯優勝してなくない? じゃあカスでしょ》というものでした。加えて作中では、GKのキャラに対して《川島すんなよ》というセリフもあり、さらに“川島”の部分には《ミス》という読み仮名が振られています。また、森保一監督を模したようなビジュアル・名前のキャラが無能な人物として描かれる場面も。

 圧倒的なエゴを持つストライカーを追求するという作風は理解されていますが、日本代表へのリスペクトに大きく欠ける描写を繰り返してきたにも関わらず、“手のひら返し”でW杯の応援をしている姿勢に、多くのサッカーファンが憤りや違和感を訴えているのです」(同・スポーツ紙記者)

アニメ版では“カス発言”カット

 X(旧ツイッター)上では、「選手に対してリスペクトがなさすぎ」「本田や香川を『カス』と断じるのは流石に暴論」「都合よく自分の漫画に使ったくせにいざ日本が前進すると擦り寄るのキモすぎ」「散々日本サッカーバカにした表現使ったくせしてワールドカップに便乗してりゃ不快に思う人大量に沸くわなぁ」などの声が寄せられている。

「怒りの声に対して、一部から“誰も『本田圭佑』『香川真司』とは言ってない”“現実とフィクションの区別がついていない”という意見も上がっていますが、サッカー日本代表で本田、香川、川島といえば、本田圭佑さん、香川真司さん、川島永嗣さんを指して揶揄していることは明らかでしょう。

 実際、“創作物に実在の人物混ぜた作者が悪い”“じゃあ現実にいる選手の名前出すなや”“実在の選手の名前そのまま使ってるから炎上して当然”といった声が多く寄せられています。アニメ版では、炎上対策のためか第一話の“カス発言”はカットされていたため、制作側もこの騒動については認識しているはずです」(前出・スポーツ紙記者)

 なお本田圭佑は、2022年に自身のYouTubeでファンからこの件について問われた際、一切知らなかったとしつつも「そんなことだらけ」と、あまり気にしていない様子だった。また2023年には、スマホゲーム『ブルーロック Project: World Champion』のCMおよびゲーム内コラボキャラクターとして起用されたこともあり、関係は悪くないようだ。

 W杯の応援投稿をきっかけに、まさかの炎上となったブルーロック。今回も日本代表が敗退したら、絵心の目には「カス」に映るのか――。