もはや暴動、圧死寸前の大混乱…韓国との首位決戦を前にメキシコファンが柵突破、警察出動の事態に【北中米W杯】
W杯会場が大混乱に陥った。
英紙『デイリー・メール』は6月19日(日本時間)、現地メディアやSNSの情報を引用し、韓国とメキシコの一戦のキックオフ直前、安全柵が破られる事態が発生したと報じた。
記事によると、グループ首位争いを見届けようと、大勢のメキシコサポーターが集結。少しでも良い場所を確保しようとした観客が、会場を囲んでいたFIFAのバリケードを次々と突破したことで、一時的に混乱状態に陥ったという。
その結果、「観客が折り重なるように倒れ込む危険な状況が発生しただけでなく、メキシコ社会が抱える問題に抗議する大規模デモも再び注目を集め、“世界的な祭典”が暴力と混乱に彩られる事態となっている」と同紙は懸念を示した。
SNSに投稿された映像には、ハリスコ州のファンフェスタ会場に数千人の観客が一斉になだれ込み、将棋倒しのような状態になる様子が映されていた。多くの人が地面に倒れ込み、なかには後方から押し寄せる人波に踏みつけられる女性の姿も確認された。
規制線を突破した観客たちは一帯を埋め尽くし、大聖堂周辺の防護柵まで押し倒してアルマス広場へ流入。首都メキシコシティのソカロ広場に設置されたファンゾーンでも同様の混乱が発生し、大勢の観客が金属製バリケードを押し倒したことで、主催者側は事態を見守るしかなかったと伝えられている。
事態を重く見たメキシコ政府は警察部隊を緊急投入。しかし、会場はすでに収容人数を大幅に超えていたという。

同紙は、今回の混乱が先週メキシコシティで行われたメキシコ対南アフリカの開幕戦で発生した大規模デモを想起させるとも指摘した。
当時、スタジアム周辺では失踪者問題や劣悪な労働環境への抗議として数千人規模のデモが実施された。失踪者家族の団体、CNTE(全国教育労働者調整委員会)、連邦司法機関の労働者、運輸関連団体などが連携し、計8件の抗議活動が同時多発的に行われたという。
約1万8000人のデモ参加者のうち、およそ200人の覆面参加者が規制線を突破したことで警察との衝突が発生。約300人の警察官と騎馬隊が催涙ガスを使用して強制排除に乗り出す事態となった。
世界的スポーツイベントの幕開けは、一部で社会不安や政治的対立が表面化する混乱の舞台ともなっている。
(記事提供=OSEN)

