ロシア軍のTU-22M3爆撃機が墜落する様子(SNS)

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報道によれば、ロシア軍の戦略爆撃機Tu-22M3(NATOコードネーム「バックファイア」)の墜落事故が相次いでいる。ロシア国防省は一貫して「技術的な不具合」を原因としているが、軍関係者の間からは、ウクライナ戦争の長期化によって航空機の整備体制そのものが疲弊しているとの指摘も浮上している。

今月15日、ロシア・イルクーツク州でTu-22M3が訓練飛行中に墜落した。ロシア国防省によれば、乗員4人は脱出し命に別条はなく、予備的な原因としてエンジン故障が挙げられている。SNS上では、機体が急降下した後に森林地帯へ墜落し、黒煙を上げる映像が拡散された。

Tu-22M3をめぐっては、2024年4月にスタヴロポリ地方で墜落事故が発生し、ロシア側は技術的不具合が原因と説明した。さらに同年8月にもイルクーツク州で同型機が墜落している。

こうした事故の続発を受け、ロシアの著名なZ系軍事ブロガー「Воевода Вещает(ヴォエヴォダ・ヴェシャエト)」は、興味深い見解を示した。

同チャンネルは、「Tu-22M3の数が減少したことで、この機種の整備員たちは当然のように『コスモデサント』へ行った。他の機種からも人員が出されている」と投稿した。ここでいう「コスモデサント」とは、航空宇宙軍(VKS)の要員が歩兵として前線に投入される部隊を指す俗称だ。

(参考記事:【写真】「北朝鮮の不良弾薬が暴発し吹き飛ぶロシア兵」衝撃の瞬間

投稿では、整備兵らが「誰も予想しなかったほどの『狼のような歩兵』に成長した」と皮肉交じりに語られている一方、「もちろん、これは良いことではない」とも付け加えられている。

この発言はロシア国防省による公式見解ではなく、真偽の検証も困難だ。しかし、ウクライナ侵攻以降、海軍や航空宇宙軍の要員が地上戦に転用されているとの報告は繰り返し伝えられてきた。航空機整備の専門知識を持つ人員まで前線へ送られているとすれば、後方基地の整備能力に影響が及ぶ可能性は否定できない。