資金200万円が1年余りで約3000万円の利益に。元証券マンが“知識ゼロの未経験者”にも勝機があると断言する理由
デイトレードで勝つには、金融の高度な専門知識や相場の経験が不可欠だ——多くの人がそう信じて疑わないだろう。しかし、証券マンから専業トレーダーになった経歴を持つ山下氏は、「証券会社時代の経験はむしろ邪魔だった」と断言し、金融未経験者にこそ勝機があると語る。同氏に、デイトレードを「究極の守りの手法」と位置づけ、知識ゼロから相場で生き残るための生存戦略と、初心者が踏み出すべき第一歩について伺った。全3回の第1回。
証券会社の経験は「むしろ邪魔」。誰でも始められる理由
デイトレードというと、株や金融の専門知識が必要なのではと思う人も多いだろう。山下氏は証券会社勤務という経歴を持つが、「あの経験が役に立ったかというと、むしろ逆だった」と断言する。
「証券会社では会社のお金を動かしていたので、自分のお金を使うとなると感覚が全然違いました。損切りが遅れたり、買いを入れるときの重みも別物で。ツールも個人向けとは違いますし、証券会社時代の経験はあまり活かせなかったですね」
金融機関での勤務経験がある人でも、個人トレードは「ゼロからのスタート」に近い。逆に言えば、そうした経験がなくても、まったく不利ではない。むしろ余計な先入観がない分、相場の動きをフラットに受け入れやすいとも言える。山下氏自身、証券マンとしての常識を手放した瞬間から、結果が出始めたという。
ここで重要なのは、「知識があるかどうか」よりも「ルールを守れるかどうか」だ。デイトレードは高度な分析勝負というよりも、むしろ自分との戦いに近い。損切りを徹底できるか、無駄なエントリーを避けられるか——その積み重ねが、生き残れるかどうかを分ける。
その意味で、過去の成功体験や理論に縛られている人ほど、かえって柔軟に動けないケースも少なくない。最初から「何も知らない状態」でルールベースのトレードを身につける方が、結果的に遠回りに見えて近道になる可能性すらある。
では、実際にデイトレードで利益を積み上げていくには、どのような道のりを辿るのか。次章では、山下氏自身の経験をもとに、利益約3000万円に到達するまでのリアルなプロセスを紐解いていく。
次のテーマはいくら稼ぐかより「生き残れるか」。利益約3000万までのリアルな道のり
