人類は正しく立てていない? 赤ちゃんの頃から「独学」で立ち続けると陥る姿勢の罠【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

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【姿勢の秘密】私たちは立てているつもりで立てていない

 皆さんは、「立ち方」を教わった経験がありますか? おそらくほとんどの方は、赤ちゃんのころに自力で立ち上がって以来、独学で立ち続けていると思います。

 人類は、直立を基本にした二足歩行を手に入れました。実はこの進化は、かなり難しい課題を乗り越えて成し遂げられたものです。約5キロほどの重い頭を背骨の上に乗せて動くのですから、そのバランス調整は至難を極めたでしょう。ただ「二本の足で立っていられる」というだけで、すごいことなのです。

 正しい立ち方は、重い頭をどう支えたら負担が少ないか、に尽きます。その意味では、多くの人が正しく立てていません。つま先に向けて幅が広くなっている足裏の形を考えれば、「真ん中~少し指先側」のところに重心を置きたくなります。そこがいかにも安定しそうです。

 しかしその場所は、直立して横から見た場合、体の中心線よりも前にズレています。その無自覚のズレが、姿勢を悪くする元凶になるのです。

【出典】『疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖』著:小池義孝/イラスト:千葉さやか(Panchro)