茂木健一郎氏「モテる人は困難でもニコニコ」 パートナー選びに“匂い”と逆境での振る舞いが決定打!?
科学系YouTubeチャンネル「オープンサイエンス」で脳科学者・茂木健一郎氏が出演し、「パートナー選び、Mate Choiceの生物学、認知科学」と題して、ヒトのパートナー選択が生物学、進化学、そして認知科学の観点からいかに複雑かを熱弁した。動画の中で茂木氏は「見た目や性格などの要素はもちろん、実は“匂い”が重要な役割を果たしている」と語り、その仕組みに注目した。茂木氏によれば「汗の臭いを無記名のシャツで嗅いでみる実験では、親族の臭いは無意識に避けがち」という事例があるという。
そのカギとなるのが“Major Histocompatibility Complex(MHC)”、人でいう“HLA”遺伝子だ。これは「遺伝的多様性を司る免疫系の因子で、近親を本能的に避け、自分と遺伝子がほどよく違う異性を好む仕組みがある」と茂木氏は説明。「汗や皮膚の上の細菌がMHC/HLAの発現により生み出す多彩なペプチド化合物が、魅力や相性を左右する匂いを決定づけている」とし、「ヒトは無意識にこの“適度な遺伝子距離”に惹かれる」と語った。
さらに「困難でもニコニコして優しくできる人は魅力的」と、進化生物学の立場から解説。「孔雀の羽が不利なのに進化する“ハンディキャップ仮説”のように、逆境でも笑顔を絶やさない人はモテる特質。困難をイライラせず、周囲に配慮できるのが“優れた資質”として認知される」と述べた。
また「すでに他者から選ばれている個体がより魅力的に見える“メイトチョイスコピー”現象は、人間に限らず多くの動物で知られている」など、科学的な新知見も披露。「パートナー選びはダーウィンの“性淘汰”概念に象徴される進化の特異点」だと語った。
動画の締めくくりでは、オンラインデーティングアプリの現状にも触れ、「現代のアプリでは遺伝的多様性(HLA)の匂い要素は判定できない。もし“汗の匂いプロファイル”を数値化しHLA相性をシミュレートできれば画期的だが、まだ技術やプライバシー面で達成されていない」と今後の課題を示した。「パートナー選びに科学が活かされたら、未来はもっと面白くなりそう」と期待を込め、締めくくっている。
そのカギとなるのが“Major Histocompatibility Complex(MHC)”、人でいう“HLA”遺伝子だ。これは「遺伝的多様性を司る免疫系の因子で、近親を本能的に避け、自分と遺伝子がほどよく違う異性を好む仕組みがある」と茂木氏は説明。「汗や皮膚の上の細菌がMHC/HLAの発現により生み出す多彩なペプチド化合物が、魅力や相性を左右する匂いを決定づけている」とし、「ヒトは無意識にこの“適度な遺伝子距離”に惹かれる」と語った。
さらに「困難でもニコニコして優しくできる人は魅力的」と、進化生物学の立場から解説。「孔雀の羽が不利なのに進化する“ハンディキャップ仮説”のように、逆境でも笑顔を絶やさない人はモテる特質。困難をイライラせず、周囲に配慮できるのが“優れた資質”として認知される」と述べた。
また「すでに他者から選ばれている個体がより魅力的に見える“メイトチョイスコピー”現象は、人間に限らず多くの動物で知られている」など、科学的な新知見も披露。「パートナー選びはダーウィンの“性淘汰”概念に象徴される進化の特異点」だと語った。
動画の締めくくりでは、オンラインデーティングアプリの現状にも触れ、「現代のアプリでは遺伝的多様性(HLA)の匂い要素は判定できない。もし“汗の匂いプロファイル”を数値化しHLA相性をシミュレートできれば画期的だが、まだ技術やプライバシー面で達成されていない」と今後の課題を示した。「パートナー選びに科学が活かされたら、未来はもっと面白くなりそう」と期待を込め、締めくくっている。
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