YouTube動画「お子さんがゲームをやりすぎて困るという親御さんへ」で、脳科学者の茂木健一郎氏が、現代の子どもたちに多い「ゲームやりすぎ問題」と、その向き合い方について語った。

茂木氏は「現代において、ゲームが本当に好きでやりすぎてしまう子どもが多いという相談が増えている」と冒頭で指摘。ただし、「WHOのゲーム依存症の定義によれば、長時間ゲームをしていること自体が問題なのではなく、本来果たすべきことができていないことが問題」とし、学校の勉強や宿題など“やるべきこと”に支障が出ている状態こそ問題視すべきだと説明した。

そのうえで「ゲーム勉強バランス」を提唱。「子ども自身がゲームと勉強、2つの異なる要求のバランスを自分で判断できることが大切。これができれば自然に成長できる」とし、親が“バランスを取る力”を養わせる関わりの重要性を強調した。

さらに茂木氏は、「消費者としてゲームを楽しむだけでなく、クリエイター視点に立つべき」と述べ、プログラミングやキャラクターデザイン、NPC設計など「ゲームを作る側、運営側の発想に注目すると、子どもの未来は広がる」と独自の視点を披露。加えて「ゲームは現代社会の多くのタスクのメタファーになっている。仕組みやルール、リソース管理の基礎も学べる」と語り、ゲーム体験を将来のスキル習得と結び付けてみせた。

また、茂木氏は自身の著書『脳を生かす勉強法』にも触れ、「勉強をゲームのように捉える“ゲーミフィケーション”を提唱しています。時間や集中力の管理もゲーム感覚で行えば、うまくいくことが多い」とコメント。“ゲーム好き”な子どもの強みに目を向け、親が過度に心配する必要はないと励ました。

動画の最後では、「僕自身はここ最近ほとんどゲームはしていませんが、そのかわり、人生自体がゲームのようで面白い。ゲームをやっている経験がさまざまな環境の入り口になる」と締めくくり、お子さんの興味や体験を柔軟に捉える姿勢の大切さを訴えている。

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