「ヴィラ・グランディス ウエディングリゾート」運営、かづ美(石川)が再生断念
保全管理人には小堀秀行弁護士(弁護士法人兼六法律事務所、石川県金沢市小将町3−8)が選任されている。
施設は、チャペルを併設し庭園を利用する形の郊外型結婚式場。自由度の高いプランニングも評価され、地元となる北陸3県においてはトップクラスの業容を誇っていた。2010年に開業した福井市内の式場が通期稼働した2011年6月期には年収入高約25億5700万円を計上していた。
しかし、その後は婚礼件数の減少に加え、他地域からの競合施設の進出により、収入高は弱含みで推移し、2019年6月期の年収入高は約17億8400万円にダウン。その間、収益性も低下して赤字を散発していたうえ、不振に陥っていた中国現地法人の清算に伴い大幅な赤字を計上したこともあり、債務超過に転落していた。
新型コロナウイルスの感染拡大以降は、婚礼行事の中止・延期による影響で収入高が大きく落ち込み、大幅な赤字計上が続いた。設備投資に伴う借入金の返済が重荷になり、金融機関に返済猶予を要請し、立て直しを図っていたものの、苦しい経営を強いられるなか自主再建を断念し、2024年12月20日に民事再生法の適用を申請。2025年1月17日に再生手続き開始決定を受けていた。
その後、スポンサーの探索を進めていたものの、再生の見通しが立たなくなったことから今回の措置となった。
負債は民事再生手続き申請時点で債権者約287名に対し約27億400万円だが、変動している可能性がある。
