アイドルグループ「かかかぶぶぶききき!!!」のメンバー・LICCA(リカ)さん

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 アイドルになりたい、芸能活動を始めたい--。多くの若者たちがアイドルとして成功することを夢見て、一歩を踏み出している。

 そんななか、高校を辞めて「有名なアイドルになる」ことに人生をかけるひとりの女性がいる。歌舞伎町のアイドルシアターを起点に活動するアイドルグループ「かかかぶぶぶききき!!!」に所属するLICCA(リカ)さん、18歳だ。

 2021年10月に「かかかぶぶぶききき!!!」のオーディションに合格後、本格的にアイドル活動を開始。これまでSNSはほとんどやっていなかったが、アイドルを目指すために始めたTikTokは、1年で20万人を超えるまでにフォロワーが増えている。

 LICCAさんがアイドルになろうと心に決めたのは、コロナ禍で満足に学校生活を送れないなか、「父が余命宣告を受けた」のが大きなきっかけになっていると話す。そんな彼女のアイドル活動に対する想いとは……。

◆父親の余命宣告がアイドルを目指すきっかけに

「2年前、高校1年生の冬に父が余命宣告を受けていると知りました。コロナ禍でずっと家にいる環境でしたが、このまま何もせずに過ごしても絶対に後悔すると思ったんです」

 当時は特に目指す夢がなかったものの、「何かに夢中になっている姿を父に見せたい」。その強い想いがLICCAさんを突き動かした。

「『何がいいだろう』と考えていたんですが、小学校3年生から続けているダンスを生かし、歌って踊るアイドルになれば、ステージに立つ私の勇姿を父に届けられると思いました。中学校から始まるダンスの義務教育に向けて、母からの勧めで始めたダンスですが、最初は嫌々やっていたんです。人見知りな性格で、初めての場所に行くのが苦手で……。

 でも次第にダンスが好きになり、続けてこれたので、『アイドルになって笑顔を届けたい』という夢を抱くようになりました」

◆コロナ禍で楽しめない学校生活を諦め、高校中退を決意する

 そして、2020年6月には高校を中退する決意を固め、アイドルになる夢を叶えるために本気で挑むようになる。

「コロナ禍の影響でずっと家で授業を受けたり、文化祭もなくなったりして。全く学生の楽しみがなくなってしまったので、このまま普通の高校生活を送っても、ただ時間が過ぎていくだけだと感じていたんです。父と向き合う時間の方が私にとって大切で、元気や笑顔を届けるアイドルになって、父の目に触れるような活動がしたい。そう思っていたこともあり、高校を辞めることに迷いはありませんでした」

 そんなLICCAさんにとって転機になったのは、“歌舞伎町から、世界へ”をコンセプトに、新時代のアイドルグループ「かかかぶぶぶききき!!!」のオーディションを偶然見つけたときだった。

◆オーディション期間中は毎日14時間のライブ配信を行った

「かかかぶぶぶききき!!!」の総合プロデュースを務めているのは音楽プロデューサーのクボナオキ氏。

 同氏は女性アイドルグループ「26時のマスカレイド(ニジマス)」や3人組ガールズバンド「SILENT SIREN(サイサイ)」など、メジャーデビューしたアーティストを手がけている実力派プロデューサーとして知られている。

 今回の「かかかぶぶぶききき!!!」に関しても、総工費1億円以上を投じた専用シアターを新宿・歌舞伎町に作り、さらには女性アイドルグループ「BiS」の元メンバーで、現在はフリーランスの振付師として活動するカミヤサキ氏がダンスの振り付けを担当。

 次世代に輝くアイドルグループを目指す一大プロジェクトになっているのだ。

 LICCAさんは「かかかぶぶぶききき!!!」のメンバーとして合格を果たすため、2021年8月〜10月までのオーディション期間中は、2ヶ月間毎日14時間のライブ配信を行ったという。