「金」が失われてしまった... 近鉄百貨店のネオンサインに悲しすぎる不具合が発生
高層ビルやデパートの外壁などでよく見るネオンサイン。街中でふと上の方を見上げると、何かしらの文字がチカチカと光っているのが目に入ることも多いだろう。
今回、一部分が「失われて」しまったことで少々気の毒なことになっているネオンサインがあると、ツイッターで話題になっている。それが、こちらだ。
夜の街中に立っている、一棟のビル。ビルの壁の上方には、赤と青のネオンサインが。街路樹に隠れて若干読みづらいが、青色の方は「kintetsu」と書かれているようだ。
そして、赤い方。青色の方の文字から察するに、こちらは「近鉄」ということになるのだろう。
しかし、「鉄」の字の「金」の部分が消えてしまっている......。まさに「金」を「失って」しまっているのだ。
こちらのネオンサインの画像に対し、ツイッター上では、
「金欠」
「まさに『赤字』になってしまった」
「ソーシャルディスタンスなのかもしれない」
といった声が寄せられている。
Jタウンネット記者は、投稿者と近畿日本鉄道に話を聞いた。
老朽化に伴う不具合
話題になっているのは、ツイッターユーザーのななめー(@fuwafuwame)さんが2021年5月17日に投稿した写真。18日、本人を取材した。
写真に映っているのは、近鉄百貨店四日市店(三重県)。17日の19時過ぎに近鉄から「金」が失われていることに気づいたという。
「通勤時途中(家族に迎えに来てもらい帰る途中)に車内助手席から見えたので撮影した次第です」(ななめーさん)
改めて見かけた時の感想を聞くと、「いつもは電車通勤だったので、車で通りかかって初めて気づき、びっくりしました」。
Jタウンネット記者は21日、近畿日本鉄道にも取材した。取材に応じた広報の担当者は、四日市店のネオンサインが欠けていることについて、
「いつ頃から消えてしまっていたのかは定かではありませんが、弊社社員が最初に発見したのが14日の19時前ごろなので、少なくともその時点では消えていたんだと思います」
と説明。「金」の部分そのものは残っているが、光がつかなくなってしまったそう。消灯してしまった原因は老朽化に伴う不具合とのことだ。
なお、今後どのように対処するかはまだ決まっておらず、21日現在も消えたままだという。
ツイッターでの反響に対して、広報担当者は、
「なるべく早い復旧を目指します」
とコメントしている。