エイバルに所属するMF乾貴士

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[11.30 ラ・リーガ第11節 ベティス0-2エイバル]

 試合結果によっては物議を醸すプレーとなっていたかもしれない。スペイン『マルカ』が「エイバルが負けていたら、メンディリバル監督は乾に判決を下していただろう」と題し、MF乾貴士の“幻ゴール”を取り上げている。

 乾は11月30日に開催されたラ・リーガ第11節ベティス戦(○2-0)で先発フル出場。問題のシーンは0-0の前半34分に起きた。右サイドのMFパパクリ・ディオプからのクロスにMFブライアン・ヒルが頭で合わせ、GKに弾かれたボールがゴール右へ転がると、ラインを割る直前にフリーの乾が右足でプッシュ。その後、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入があり、乾のオフサイドで得点は無効となった。

 そのままスコアレスで前半を折り返したエイバルだったが、後半にFW武藤嘉紀とDFエステバン・ブルゴスのゴールが生まれ、2-0の勝利。4試合ぶりの白星を挙げた。

 同紙は「エイバルが勝っていなかったら、決定的なものとなっていたかもしれない不思議なプレーが行われた」とし、前述の“幻ゴール”に注目している。

 記事の中で「乾はエゴイズムの罪を犯した」と厳しく指摘。「彼はオフサイドであることを知らず、ゴールネットにボールを押し込んだ」と同場面を振り返り、「エイバルが勝っていなければ、乾が自身のわがままによって罰せられたかもしれないワンプレーだ」とレポートした。