転職を考える人がまず最初に訪れるであろう「転職サイト」。

豊富な求人案件が掲載されている転職サイトですが、実は各サイトごとに更新日が決まっているのをご存知ですか? 

プロいわく、新着求人が掲載される更新日を狙って求人案件をチェックするとさまざまなメリットがあるんだとか…。

知られざる転職サイトの更新事情と効率の上がる活用法について、プロに解説していただきます。

取材に協力してくださったのはこちらの方。

松本さん:
人事・戦略コンサルタントの松本です。

アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル(部長級)を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。

さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。


※詳細プロフィールは記事の下部に記載しています。

〈聞き手=SYO〉

新着求人は“早いもの勝ち”。更新日を狙って効率よくチェックしよう

SYO:
そもそも、転職サイトの更新日はきちんと決まっているものなんですか?

松本さん:
はい。大抵の転職サイトで「毎週●曜日に更新」などと決められていて、公式ページにも記載されています。

求人広告には一定の掲載期間が定められているため、その管理のために更新日を設けているんです。更新日を狙ってサイトをチェックすると、いい求人案件に出会える確率が上がるかもしれませんよ。

SYO:
そうなんですか? いつ更新されようがあまり関係ない気もしますが…

松本さん:
いえ、新着求人はなるべく見逃さないほうがいいでしょう。なぜなら転職活動は早いもの勝ちだからです。

高条件の求人案件や人気企業の求人案件などには、あっという間にたくさんのエントリーが集まります。応募が殺到した場合、掲載期限を待たずにクローズされることも少なくありません。

なので新着求人はこまめにチェックして、希望に合ったものがあれば早めにエントリーするといいでしょう。

SYO:
なるほど。掲載された瞬間から勝負は始まっているんですね…

松本さん:
今はコロナの影響で求人数自体も減っているので、ますます競争が激しくなってますからね。

逆に言うと、長期間掲載されている求人案件には少し注意したほうがいいでしょう。「掲載開始日」や「情報更新日」の日付をチェックしてみてください。

SYO:
あんまり人気がない求人案件…ってことですか?

松本さん:
一概には言えませんが、その可能性はありえます。もしくは、退職者が絶えないせいでずっと採用を続けている“ブラック企業”の可能性も。

SYO:
掲載期間の長さが、優良求人を見極める目安にもなるんですね。

松本さん:
もちろんあくまで目安なので、たとえ新着求人だろうと確認を怠るのはNGです。求人票に書かれた条件面や福利厚生などをしっかり吟味してから応募しましょう。

大手転職サイトの更新日一覧

各公式サイトによると、主要転職サイトの更新日は以下の通り。新着求人を見逃さないよう、更新日を把握したうえで活用するのをおすすめします。

また、サービスによってはメールマガジンもあり、登録すると新着求人の情報が自動で届きます。合わせて利用してみてください。

おすすめの
サービス名 | 更新日 |
マイナビ転職 | 毎週火・金曜日 | 詳細を
見る
リクナビNEXT | 毎週水・金曜日 | 詳細を
見る
doda | 毎週月・木曜日 | 詳細を
見る

転職サイトと転職エージェントの併用で“理想の転職”が近づく

SYO:
転職サイトってたくさんありますよね。理想の転職に近づける、いい選び方ってありますか?

松本さん:
前提として、ほとんどの方は転職サイトだけではなく転職エージェントも併用することをおすすめします。

SYO:
それは…なぜ?

松本さん:
転職サイトは求人案件を自分で探して、スピーディに直接応募できるのがメリットです。ただし、選考対策などは自分でしなければならないことが大半です。

一方で転職エージェントは、無料でアドバイザーがキャリアの相談に乗ってくれるサービスです。

相性のいい求人案件を提案してくれるのに加えて、過去の実績などをもとに選考のサポートもしてくれます。

転職は慣れていないと自分一人で進めるのは難しいので、合わせて使うといいでしょう。

SYO:
転職エージェントもいろいろあると思うんですが、転職サイトと転職エージェントを併用する場合、どのように選ぶといいんでしょう?

松本さん:
どちらも求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と、特定の領域に特化した「特化型」があります。

総合型の転職サイトと転職エージェントにはそれぞれ必ず1〜2個登録し、さらに転職先の希望が明確であればそこに特化したものも2〜3個、合計で3〜6個ぐらいは登録するといいでしょう。

転職先の検討段階ではできるだけ視野を広げたほうがいいので、抱えている求人案件が違う複数のサービスに登録すると、理想の転職が近くなるはずです。

SYO:
転職サイトはそれぞれ特徴ありそうなイメージが湧くのですが、転職エージェントって結局はどんなアドバイザーが担当になってくれるかがキモじゃないですか?

松本さん:
その通りです。なので転職エージェントは登録前の段階ではそれほど絞り込まないことをおすすめします。

まずは複数のものに登録して、担当者との相性などを基準に厳選しましょう。

合計2000人以上がおすすめする転職サイトと転職エージェント

新R25では、転職サービスの実態に精通した専門家にご協力いただき、「新R25キャリア総研」として、実際に利用したことのある約2000人を対象におすすめの転職サイト・転職エージェントについて調査しました。



こちらの記事では、新R25キャリア総研の調査結果や過去におこなった専門家への取材をふまえて、特におすすめできる転職サイト・エージェントのみをご紹介します。

種別 | おすすめの
サービス名 | ユーザー
満足度 |
総合型 | マイナビ
エージェント | 92% | 詳細を
見る
総合型 | リクルート
エージェント | 89% | 詳細を
見る
総合型 | マイナビ転職 | 93% | 詳細を
見る
総合型 | リクナビNEXT | 92% | 詳細を
見る
総合型 | doda | 89% | 詳細を
見る

種別 | おすすめの
特化型サービス名 | 満足度 |
ハイクラス
向け | ビズリーチ | 89% | 詳細を
見る
ハイクラス
向け | JAC
リクルートメント | 85% | 詳細を
見る
既卒・
第二新卒向け | ウズキャリ
(UZUZ) | 86% | 詳細を
見る
既卒・
第二新卒向け | 就職Shop | 82% | 詳細を
見る
IT/Web業界・
エンジニア向け | レバテック
キャリア | 83% | 詳細を
見る
IT/Web業界・
エンジニア向け | type
転職エージェント | 83% | 詳細を
見る

これ以外にも、詳細な評判やほかのおすすめサービスが知りたい方は、ぜひ下記のリンク先の記事もご覧ください。


【転職サイト調査の概要】
・調査期間
2020/05/08〜2020/05/11

・サンプル数
1163人

・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職サイトを利用したことがある人

【転職エージェント調査の概要】

・調査期間
2020/03/30〜2020/04/01
2020/04/02〜2020/04/06

・サンプル数
1128人(554+574)

・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職エージェントを利用したことがある人

〈取材・文=SYO(@syocinema)、編集=石川みく(@newfang298)〉

精通者の詳細プロフィール


【松本利明(まつもと・としあき)】人事・戦略コンサルタント。大手外資系コンサルティングファームに24年勤務しプリンシパル(部長級)を経験。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上。HR総研の客員研究員も務めている。著書に5万人のリストラと6500名以上のリーダーの選抜と育成をした人の「目利き」。『「いつでも転職できる」を武器にする』(KADOKAWA)『稼げる人稼げない人の習慣』(日経新聞出版)などベストセラー多数。BBC、TBS、日本経済新聞、東洋経済などメディア実績多数

【松本さんの関連リンク集】
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