[ちちんぷいぷい−毎日放送]2020年8月19日の放送では、エアコンのオトクな使い方についてメーカーに取材していました。

うだるような暑さが連日のように続く中、熱中症対策に必要不可欠なのがエアコンです。番組では、ダイキン工業(大阪市)の広報担当者・重政周之さんに話を聞いていました。


夏のエアコン、どう使うのがベスト?(画像はイメージ)

ON・OFFの基準は「××分」

重政さんによると、コストで考えると35分以上外出するならエアコンは切るべきで、逆に35分未満の外出はつけっぱなしでOKとのこと。理由は、エアコンはスイッチを入れた直後が一番電気代がかかるからだそう。

また、エアコンの設定温度は27〜28度が適温で、熱中症予防のため夜寝るときはずっとつけておきます。

ちなみに、朝9時から18時までエアコンをつけっぱなしにした場合(想定14畳)、1か月あたりの電気代は約2800円、30分ごとにON・OFFすると約2900円、35分以上外出すおときにOFF(買い物などで3回 計2時間外出)することで約2500円になるということです。

つけっぱなしにすることでエアコン自体に負担がかかるのでは?という質問には、

「特に問題ありません。エアコンは丈夫です!」

とのことでした。

これを守れば電気代20%オフに?

さらに番組では、電気代を抑えるための次のようなポイントを紹介していました。

(1)帰宅時、エアコンをつける前に部屋の中の熱い空気を外に逃がしてからスイッチON。
(2)冷たい空気は下にたまるため、風向きは水平か上向きに。
(3)すだれやよしず、グリーンカーテンなどで、部屋に入ってくる熱を減らす。
(4)定期的なフィルター掃除。目安は2週間に1回、掃除機でホコリを取る。
(5)室外機は後ろから前に空気を吐き出すため、室外機の周りに物を置かない。また、直射日光が当たる場合は、室外機から1メートルぐらい離れたところによしずを立てかける。

熱中症になるリスクを思うと、エアコンのつけっぱなしもアリだと思いました。

こまめな手入れと効率的な使い方を知ることで、この夏を元気に乗り切りたいものです。

(ライター:まみ)