森保一監督(撮影:浦正弘/PICSPORT)

写真拡大

森保一監督への風当たりが強くなってきています。E-1選手権の韓国戦で負け、U-23アジア選手権でU-23日本代表が初戦のサウジアラビア戦を落としたことで、監督交代を叫ぶ声すら出てきました。シリア戦に負けたことで、今後逆風はますます強まると思います。

ただ、試合の結果だけで判断してはいけないでしょう。日本は五輪出場を決めているのですから、現在はすべて本大会で勝利を収めるために必要なテストが出来ればいいはずです。

もちろん課題は出てきていると思いますので、現状の何が問題なのかをまずは把握するべきではないでしょうか。僕は問題が2つあると思っています。

1つは森保監督の交代策の問題です。試合が始まってしまうと監督が大きく流れを変えられるのは選手交代しかありません。監督が試合をどう読んで、何が必要かを判断し、どの選手を入れ替えか、というのは本大会でも勝利への重要なファクターになります。

森保監督の交代が遅いのは、選手の出場時間を長く確保して、どこまで出来るか確認しているのではないかという見解もあるようです。でも僕は45分も出場したらその選手へのチャンスは十分に与えられたことになると思います。

今は、相手が有利な状況になってしまった後に選手を投入するというパターンをよく見ています。ですが、もっと積極的に動いて主導権を握ってもいいのではないでしょうか。そういう采配を観たいと思います。

2つ目は、選手の意識の問題です。このU-23アジア選手権のメンバーから五輪に行ける選手は6人から8人でしょう。前回も書きましたが、もうアピールする機会はあまり残っていません。だったら「自国開催の五輪に出場したい」という気持ちをもっと前面に押し出していいのではないでしょうか。遠慮することなく、後悔のないようにプレーしてほしい。選手にはそういう戦いを求めたいと思います。