富士通LIFEBOOKが、Surfaceを超えた究極の2in1ノートPCと言われる理由とは

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富士通クライアントコンピューティングは7月のFMV新製品発表会「2019 Summer FMV New Consumer Products Conference」にて、下記の新製品を発表した。
・17.3型ノートパソコン「LIFEBOOK N H シリーズ」
・13.3型モバイルノートパソコン「LIFEBOOK M H シリーズ」
・世界最軽量のペン内蔵型2in1ノートパソコン「LIFEBOOK UH95/D2」


LIFEBOOK N H シリーズは、
従来の15.6型の筐体サイズに17.3型の大画面を搭載したリビング向けのパソコン。
特徴的な機能としてHDMI入力に対応しており、テレビの代わりにゲーム機などを繋いで楽しむことができる。


LIFEBOOK M H シリーズは、
スマートフォンのようにすぐに使える「モダンスタンバイ」を搭載したモデル。
すぐに調べ物ができたり、思いついたときに作業が始められたりと、ユーザーニーズに応える。


そして、LIFEBOOK UH95/D2は、
13.3型でペン対応のタッチパネルを搭載したモデルで、
タブレットとしても利用可能な2in1ノートパソコンである。


LIFEBOOK UHシリーズは、ビジネス用途に最適な堅牢性とモビリティとユーザビリティを実現したシリーズだ。

昨年発売のクラムシェル型のLIFEBOOK UH-Xは、
ペットボトルを持ち歩く感覚に近い約698gの超軽量モバイルパソコンであった。
軽いだけではなく、
・フルピッチのキーボード
・インテルのCore i7/i5プロセッサ
・8GB RAM、512GB SSD
・11.5時間のバッテリー駆動
など、モバイル用途としてだけではなくオフィスでも使えるパフォーマンスが特徴だ。
新製品のLIFEBOOK UH95/D2は、
この軽量モバイルノートパソコンに、
・タッチパネル
・筆圧検知対応のペン
・タブレットにもなる2in1コンバーチブル機能
これらを搭載したモデルなのだ。

ビジネス用途なら一般的なクラムシェル型の方が使い勝手が良いのでは?
と思うかも知れない。


しかし客先で資料を見せる必要がある営業や、保険業務など画面を見せながら説明する必要がある業種の場合は、タブレット端末やテント型にして立てられる2in1タイプのニーズも確実にある。

また、手書きできるペンがあることは、
客先で説明をする際にアンダーラインや補足説明を書き込んだり、契約のサインを記入して貰ったりと、実用面でのニーズもかなりある。

これまでは、2in1はタッチパネルや360°可動するヒンジ形状そして画面の重さを支えて倒れないようにバランスを取るためのキーボードの重さが必要だった。これでは軽量化は難しいため、マイクロソフトの「Surface Pro」のようなタブレット型のパソコンとキーボードカバーという組み合わせが軽量モデルの定番になっていた。

しかしながらキーボードカバータイプのタブレットは、奥行が必要であったり膝上での利用に向かなかったりと使い勝手に多少の難がある。

そこで富士通は、LIFEBOOK UH-Xの軽量化技術を2in1のコンバーチブルノートパソコンに活かし、約868gの軽量化に成功した。

インテルのCore i7- 8650Uを搭載する「Surface Pro 6」は、タブレットの本体のみの重量が約784g、これに別売のキーボード「タイプカバー」が約310g、「Surface ペン」の約20gを加えると1kg超えの約1114gとなってしまう。


LIFEBOOK UH95/D2は、12.3 型のSurface Pro 6より大画面の13.3型ながら、
・膝上でも安定して使えるクラムシェルの良さ
・ユーザーニーズに応える本体にペン内蔵可能なタブレット型のパソコン
この2つの用途を1つの本体で実現した、軽量モバイルパソコンなのである。

とはいえ、タブレットとして進化し続けたSurfaceシリーズと比較すると、ペンの使い勝手などに心配が残る。


実は、富士通では、文教向けに手書きを重視したタフネスタイプのタブレットパソコンも長く手がけてきている。
その課程で、タブレット画面上でも、紙に鉛筆で書いているような感覚を、ガラス面の凹凸とペン先の工夫で作り出すなどの使い勝手の研究も続けてきているのである。

LIFEBOOK UH95/D2には、これまでの富士通の技術フィードバックがしっかりと活かされており、手書き入力に関しては、逆に一歩先をいっていると言っても過言ではないのだ。


また、キーボード面にもカメラを搭載しており、タブレット型に折りたたんだ状態では背面カメラとして利用可能。

従来、営業先や出向先などの写真の記録や報告では、スマートフォンで撮影して報告書に添付するなどしていた。しかし機密データの場合、この方法ではスマートフォンとパソコンの2カ所に機密撮影データが残ることみなり、セキュリティー面でのリスクが懸念される。

そこで、パソコンだけで撮影してデータが送れるようにすることで、データの一元管理ができる。

キーボード面のカメラは、ワークフローを理解した上での機能なのである。


LIFEBOOK UH95/D2は、
・オフィスシーンで利用する13.3型ノートパソコンとして
・手書き可能なタブレットパソコンとして
様々な業務に柔軟に対応できる究極のモバイルノートパソコンと、いえるのではないだろうか。


執筆  mi2_303