アニメグッズの街に変貌、アキバに日本の苦境を見る
よく似た商品を、大手ブランドが数倍の価格で販売していることが珍しくない。食品や衣料品なら偽物を疑うが、電子機器の場合は外装の汚れや過剰生産品の処分が多い。
帳簿上では廃棄にしておき、こっそり市場で売る。むろんルール違反だ。だが、かつて日本の下請けメーカーも、そうした処分品を電気街の小さな店に流して企業を成長させた。海の向こうで産業の高度化が進んでいることを感じる。
日本で同じ製品を開発したら、間違いなく数倍の価格になるだろう。たまに品質に難があるものの、昨今の「中華スマホ」台頭をみれば“軽薄短小”が日本製品の代名詞だった時代は遠い昔だ。アニメグッズの街に変貌しつつあるアキバに、日本の苦境を見る。

