アッパー層の男性ほど、ストイックに身体を鍛えている。

鍛えれば鍛えるほど、結果が見えるのが筋トレ。

浮かび上がるシックスパックに、盛り上がる上腕二頭筋、甘美な陰影を描く広背筋…。

筋肉が成長する過程に、男たちはヤミツキになるという。

ならば、止まらない筋肉への情熱を、聞いてみよう…。

前回は、スーツの似合う筋肉美を手に入れた筋トレ男子を紹介した。さて、今回は…?




【今週の筋トレ男子】
名前:前田さん(仮名)・30才
職業:会社員
身長/体重/体脂肪率:178cm/70kg/10%
筋トレ歴:2年
通っているジム:今はなし
交際:未婚


EXILEをはじめ、今をときめくGENERATIONSが所属するLDH。体脂肪率が10%を越えたらクビ、という厳しい掟があることでも有名なほど、日頃からストイックに体を鍛えている彼ら。

今回取材に応じてくれた前田さんは、大学時代、そのLDHに所属していたという正真正銘のイケメン。

「雑誌のモデルをしていたところ、友人にLDHを紹介されまして。僕は劇団EXILEの研究生みたいな形で、ダンスや演技のレッスンを受けていました。でも当時は“鍛える”という意識はなかったですね」

そうさらりと言ってのける彼の、筋肉事情に迫ってみよう。


多忙な会社員の筋トレ法とは?



小学生から大学時代までサッカーひと筋だったとか


黒髪の短髪、自然に日焼けしたのがわかる程よい黒さ、謙虚で誠実な話しぶり…。サッカー日本代表のキャプテン、長谷部選手を彷彿とさせる。彼が、昔は芸能の世界にいたとは思えないほど、浮ついたところがひとつもない。

それもそのはず、大学卒業後は大手ゼネコンに就職。今は毎日、スーツ姿で現場と本社を往復しているという。

「LDHに入ってはみたものの、演技にも音楽にも興味がわかなくて。不動産業を営む両親が厳しかったこともあり、芸能界に進むことを理解してくれるとも思えなかったですし…」

現在は芸能とはまったく無縁の日々を送っている前田さん。筋トレに目覚めたきっかけは、友人の運動会での姿を見たことだったという。

「友人家族に連れられて、彼らの子供の運動会に行ったんです。その時、“お父さん駆けっこ”に参加した友人の走る姿が、もう痛々しくて(苦笑)。無様ともいえるほど、足がついていってないというか。いたたまれなくなった気持ちが、僕の“鍛えよう”という気持ちに火をつけましたね」


自宅でのトレーニングが欠かせない


現在、独身、彼女なしの前田さんだが、目標は「カッコイイお父さん」。子供の運動会でカッコよく走れるお父さんでいるために、本人いわく「適度に」鍛えているという。

「体を動かしたり、運動するのが好きって言うと、いろんなお誘いがあるんです。一時期はキックボクシングにハマって、週3回通っていたことも。今は特定のジムには通っていませんが、自宅での家トレは欠かしません」

その家トレの内容はというと…。



腹筋に効果てきめんだというローラー


「毎朝、もしくは夜に、腕立てと背筋をそれぞれ50回を3セット。あとはローラーを使った腹筋を15回3セットやっています。ランニングも週2回、10km程度は走ってるかな」

さらりと口にするが、継続するには相当な努力が必要だろう。

「まぁ、サボっても誰に怒られるわけではないですからね(笑)。でも食事と同じで、ルーティンになってしまえば、それほどツライとも感じなくなるんです」

体育会の社風ゆえ、夜の会食や飲みは週2〜3回、深夜に及ぶこともザラだという。では、彼の普段の食事内容はどんなものだろうか?


脳裏に焼き付いているのは、大学時代の長友選手の姿!?



「まだ若い部類に入るので、“もっと食え、もっと飲め”は言われますねぇ。会食後に同僚と『つるとんたん』で、〆ることもありますよ。そこで拒否権を発動しては、会社員はやっていけませんから(苦笑)」

夜がヘビーなぶん、朝昼で調整するのが習慣になっているという。

「朝はバナナ1本とヨーグルト、昼は社食の定食を軽めに。会食がない日の夜はサラダチキンとゆで卵、というパターンが多いですかね。プライベートで外食をするなら、赤坂見附の『天香回味』で火鍋、『ヌルンジ』でサムギョプサル、が定番です」


実力試しに出演してみたかった『SASUKE』


特に誰かに見せたいというわけでもなく、数字的な目標があるわけでもなく、大会出場など明確な動機もない。それでも筋トレを続けられる理由はどこにあるのだろうか。



自己流トレーニングとは思えないほど割れた腹筋


「ただ純粋に“動ける体”でいたい、それだけなんです(笑)。特定のパーツを鍛えるとか、服をカッコよく着こなしたいとか、そういうのは一切なくて。強いて言うなら『SASUKE』に出たいくらいかな(笑)。あれって、総合的な身体能力を問われるものだと思うので、そこで自分の実力を試してみたいっていうのはあります。

ただ、調べてみたらオーディションが平日で、会社員でいる以上はエントリーできないことがわかりまして。それが残念でしたね(笑)」

もうひとつ、彼がトレーニングを続けるうえで忘れられない記憶があるという。

前田さんが目指す“動ける体”の理想として、頭にあるのはサッカー日本代表の長友佑都選手だとか。

「実は大学時代、体育会サッカー部に所属していた縁で、長友選手を生で見る機会があって。そのときの彼の俊敏さに、衝撃を受けたんです。

キレがハンパなくて、大げさではなく、僕らの1.5倍以上のスピードで動いていましたね。一流ってこういうことなんだ、って思ったのを覚えています」

脳裏に残像として焼き付いた長友選手の姿。少しでも彼に近づきたい。それが“カッコいいお父さん”につながるのだという。



話しながら胸筋を触ってしまうのは“筋トレあるある”だとか


「実は来週、バック転を習いに行くんですよ。体操選手に教えてもらえるところがあるって、友達に誘われて。子供の頃、憧れていましたから、すごく楽しみなんです。

年を重ねるほど、肉体的にもしんどくなってきますからね。できるうちに挑戦しないと! ……だから、早く結婚しなきゃですよね(笑)」

そう言って、子供のように目を輝かせる彼は、きっと本当に“カッコいいお父さん”になるのだろう。

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