衛星データで空き家の把握も、総務省が新規事業構築へ技術開発後押し
競争的資金は、企業や研究機関から研究課題を公募し、研究を委託する仕組み。新手法の導入により、センサーの設計などに企業や研究機関の知見を生かして開発し、より幅広いアイデアを備えた新規ビジネスの創出につなげる。
研究開発のテーマは空き家の把握に必要な赤外線センサーや、土砂災害を予測するための衛星画像の解析技術などを想定。事業化した際に地方自治体などの需要が見込まれるテーマにする方針だ。
衛星データを活用したビジネスの創出・構築は、データの取得や処理、解析の高度化が課題。例えば衛星に搭載した赤外線センサーは、ガスやエアコンによる熱放射を検知することで空き家を把握できると期待される。だが、現状のセンサーは解像度が低く正確な把握が困難という。また、衛星画像から土砂斜面の時間経過に伴う変位を抽出して土砂崩れを予測する事業も見込まれるが、その実現にはミリメートル単位の変位を自動抽出できる技術などが求められている。
