ジュノンボーイ応募のきっかけは姉のひとこと…!?



――先日、ブログでも触れてらっしゃいましたが、植田さんが芸能界入りを決めたジュノン・スーパーボーイ・コンテストが10年前の12月。11年目に突入されました。

最近、セリフ覚えに時間がかかるようになりました…(笑)。

――先ほど「大きな夢もなかった」とおっしゃってましたが、そもそも、そんな高校生がなぜジュノンボーイに応募を?

よくあるパターンですけど、姉が勝手に書類を出しまして…(笑)。

――芸能デビューあるあるです!(笑)

でも、そのときはかなり早めに脱落したんですよ。それで姉に「学校ではちょっとチヤホヤされとるけど、大したことないんやな」ってバカにされまして…。腹が立って「そんなら来年、本気出して受かったるわ!」って(笑)。



――啖呵を切った?(笑)

そもそも、芸能界には興味もなかったし、実際公務員になりたかったんですけどね…(苦笑)。負けず嫌いからすべてが始まってます…。

――負けず嫌いな性格は子どもの頃から?

うちは6人家族で、僕だけ左利きなんですけど、なぜか食べるのだけ右利きなんですよ。それは、小さい頃に家族で行った回転寿司が原因で…。

――回転寿司が原因で右利きに?

回転寿司で、左利きの人が真ん中にいたら、手がぶつかって邪魔なんですよ。そこで遠慮なく家族から「邪魔やな!」って言葉を浴びせられたらしく。僕は覚えてないんですけど、母によると次の日から無理やり右手で食べていたそうです。僕自身、「なんで食べるときだけ右なんだ?」ってずっと不思議だったんですけど(笑)。

――お姉さんと妹さんに挟まれて、男の子はひとりという環境で育ったんですよね? 「しゃばけ」の若だんなじゃないですが、「甘やかされて育ったんじゃないの?」と思われがちでは…。

よくそう言われるんですけど、それはまったくないですね。4歳で母から「男ひとりだからって甘やかすつもりはない」って言われたのは覚えてます。おかげで、こんな人間に…(苦笑)。



2.5次元のムーブメントが、舞台からTVへ…



――改めて、デビューから10年という歳月は長かったですか?

時間の流れは確実に感じています。あの頃、同じ時期にスタートラインに立った仲間たちと、よく話していたのが、「10年後、どうなっていたいか?」ということ。僕はいつも「この仕事を続けていたい。どんな形であれ、続けることができていたらすごいよね」って言ってたんですよ。そこは実行できているなと思います。

――「続ける」だけでなく、年々、飛躍を遂げていると思います! 特に舞台が活躍の場の中心になっている点については、ご自身なりの思いなどはあるのでしょうか?

結局、人前に出るのが好きなんでしょうね(笑)。普段の僕なんて、ホントつまんない人間なんですよ。本当に仲の良い人としか一緒にいないし、興味のないものはできるだけ視界に入れたくないって性格で…(苦笑)。それが、役をまとって人前に立っているときだけ、自分であって、自分でないものになっている感覚があるんです。



――「公務員になりたい」と言ってたわりに、本能的に人前で自分じゃないものになりたいという欲求が…。

あったのかもしれません(笑)。オンとオフのスイッチに関してはすごく自覚的ですし、舞台袖で出番の直前でもまだオフで、ステージに飛び出る瞬間にバチッと入れたい人間なんです。そのオンになる瞬間がたまんないんですよ(笑)。

――舞台で活躍される一方で、2016年は、これまで舞台で演じてきた役を、実写版の連続ドラマでも演じるという新たな挑戦がありました。

その作品では僕らはずっと舞台上で、実際には自転車に乗ることなく、景色をイメージし、体現し、お客さまにも想像して見ていただいてきました。“感じさせる”という部分が圧倒的に多かったし、舞台ってそういうものですよね。

――それがカメラの前で実際に自転車にまたがって表現することに…。

ロケーションがあり、景色が目の前に広がり、日差しを感じ、実際に自転車をこぐ――感覚として別物だなと思いましたね。カメラの前でお芝居するって時点で、いろんなことを変えなきゃって意識はあったし、でも具体的に「こういうふうに」と考えるというよりは、実際にカメラの前で相手を目の前にしたときに、感じるままにやってみようって。



――“相手”というのは、舞台に続いて、主人公を演じた小越勇輝さんのことですね?

そう、相手が小越だったのはすごくありがたかったですね。舞台では描けなかった、僕自身がすごく大切に思っていたシーンを、連ドラではやらせてもらえたっていうのも大きかった。各々で、いろいろ考えたことはあると思うけど、“新しいもの”を作っているという思いは、みんなが持っていたと思います。

――“2.5次元”が大きなムーブメントとなっている一方で、舞台とTVの融合が、確実に進んでいるのかなと…。

僕が実質デビュー作として主演させていただいた舞台『少年陰陽師 <歌絵巻> -この少年、晴明の後継につき-』も、いまでいうところの2.5次元ですよね。当時はそんな言葉すらなかったですけど。

――いまでは、確実にひとつのジャンルとして確立されたと思います。

先ほどおっしゃった“ムーブメント”と呼ぶべき大きなうねり、流れというのは間違いなく感じていましたし、意識もしています。自分自身のキャリアと、いいタイミングで波が重なった部分もあるし、「この波を逃しちゃいけない!」という思いは持っていました。



――なるほど。

本当に多くのお客さまが劇場に足を運んでくださる。それはスゴいことだし、まず何より根底にあるのは、日本が世界に誇る、漫画・アニメーションの質の高さだと思ってます。漫画やアニメを日常的に楽しむ人たちが増えて、それが舞台の世界にも波として押し寄せて、さらにいま、映画やTVの世界も動かそうとしているのかなと。

――2.5次元と映像世界の関係も確実に変化している?

同じ芸能界でも、舞台と映像の世界ってどこか分離されているのは感じてたし、それに対して「どっちも同じ俳優業なのに」という思いはありました。「俳優? 舞台の? ふーん、TVには出てないの?」って言われることも多かったし、正直、映像作品に出たくてしょうがないっていう時期も確かにありました。でも同じ原作を舞台、映像の両方で作品化する流れから、今後は今までより両者が近づくかもしれませんね。

――舞台とTVの融合という新たな動きが、何をもたらすのか? 非常に気になります。舞台で応援してきた俳優たちが、TVに出て、より広く世間に認知される瞬間を楽しみに待っているファンも多いかと思います。

すごくありがたいですね。僕ら俳優だけでなく、ファンのみなさん、取材をしてくださるメディアの方々も含めて「さぁ、やってやろうぜ!」という勢い、一体感のパワーをすごく感じます。「舞台出身のこんな役者がいるんだぜ!」という思いもあるし、仲間に向けて「みんな、頑張ってくれ!」って応援する気持ちでいっぱいです。



年をとるごとに若返る…“ベンジャミン・バトン系”俳優!?



――改めて、2017年以降、俳優・植田圭輔はどこへ進むのか? 展望を教えてください。

この新しい1年でまた2.5次元作品自体が少しずつ違う形に変化していくんじゃないかな? と思ってるんです。いや、2.5次元の作品というのは、これまでも時代の中で少しずつであれ、常に変化し続けてきたものだと思うんです。

――技術や舞台装置の変化なども大きな要因だと思いますが…。

そういう変化に敏感でいたいなと思っています。あらゆる変化、ムーブメントに乗っかろうとは思ってないですが、自分に求められることがあるなら、できる限り吸収し、チャレンジし続けたいです。

――先ほど、この10年で変わらない“芯”の部分についてお話していただきましたが、その一方で、目まぐるしく変わっていく周囲の環境に柔軟に順応していくことも必要なんですね。

ミュージカル「しゃばけ」では歌もダンスも披露しますが、昔は本当にどちらも全然できなかったんですよ。それこそ、カラオケに行ってもゲームボーイを握りしめている子だったし(笑)。当時の自分からしたら、いまの姿なんて想像もできなかった。



――それがいまでは…。

いろんな出会いの中で、自分にできることを増やして、10年のあいだに少しずつ変わってきたのを実感してます。だからこそ、いろんなものにアンテナを張り続けるのは大事だなって思ってるんです。

――たびたび「10年」という言葉が出てきますが、ご本人を目の前にすると「本当に10年分、年齢を重ねてますか?」と尋ねたくなるほど、お若いです…(笑)。

最近、自覚が出てきました(笑)。同窓会とかに顔を出すと、みんな結婚していたりお父さんになってたりして、ちゃんと10年分、年齢が刻まれてるけど、僕は、むしろ昔よりも肌つやがいいなって…。最近では、植田は“ベンジャミン・バトン系俳優”だって言われます(笑)。

――映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でブラッド・ピットが演じた主人公のように、年齢を重ねるごとに若返っていく?(笑)

人前に立って、見られているという意識がそうさせるんでしょうね。別に「毎日パックして、保湿して!」みたいなわけでもなく、適当に最低限のことやってるだけなんですけど。



――若々しい見た目と内面のあいだにギャップは?

中身は結構老け込んでます(笑)。十代の頃は年相応に生意気でしたけどね。さっきの話じゃないですが、自分の前に来たものをまず受け入れて、そしてそれに挑戦してみようって意識になってからですかね、歳を重ねるのも早くなった気が…(笑)。

――最後に、ミュージカル「しゃばけ」を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをお願いします。

僕にとってもそうですが、新年1発目の観劇というお客さまも多いと思います。それにふさわしい、色鮮やかな楽しい作品になると思います。新年早々、真ん中を張らせてもらえるということで、気合いを入れて、アクセル全開で行きます!!



【プロフィール】
植田圭輔(うえだ・けいすけ)/1989年9月5日生まれ。大阪府出身。O型。2006年、第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストに残り、2007年に俳優デビュー。同年の『少年陰陽師〈歌絵巻〉』で舞台初主演を果たし、その後も『弱虫ペダル』シリーズ、『K』シリーズ、『戦国無双』シリーズなどの話題作に参加。2016年は『インフェルノ』、『おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN’S SHOW TIME〜』、ミュージカル『ヘタリア』、『剣豪将軍義輝』、実写ドラマ版『弱虫ペダル』(BSスカパー!)などに出演。2017年はミュージカル「しゃばけ」に続き、鈴木拡樹とのW主演舞台『ノラガミ -神と絆-』も控える。
【Twitter】@uechan_0905
【ブログ】http://ameblo.jp/keisuke-ueda/
【公式チャンネル】http://ch.nicovideo.jp/uechannel


■『しゃばけ』15周年祭Presents ミュージカル「しゃばけ」
http://www.clie.asia/shabamu/index.html


原作:畠中 恵『しゃばけ』(新潮文庫刊)
脚本:神楽澤小虎(MAG.net)
演出・音楽:浅井さやか(One on One)

<出演>
植田圭輔、滝川英治、中村誠治郎、藤原祐規、逢沢 優、大平峻也、福井将太、荻野 崇、川下大洋 ほか

日程:2017年1月19日(木)〜29日(日)
場所:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
料金:プレミアム席(前方エリア/特典付)…10,800円、一般席…6,900円 (全席指定・税込)

お問い合わせ:株式会社CLIE(03-6379-2051)
©2001 畠中恵/新潮社 ©2017 CLIE


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★★植田圭輔さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント★★

今回インタビューさせていただいた、植田圭輔さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT


■受付期間:2017年1月16日(月)12:00〜1月22日(日)12:00

■当選者確定フロー
・当選者発表日/1月23日(月)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから1月23日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。1月26日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

■キャンペーン規約
・複数回応募されても当選確率は上がりません。
・商品発送先は日本国内のみです。
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・応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
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