広島FW佐藤寿がクラブW杯開幕戦に向けて激白「結果を出さなければ意味がない」

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 10日に開幕するFIFAクラブワールドカップ2015を控え、1回戦に出場するサンフレッチェ広島が9日に会場となる横浜国際総合競技場で前日練習を実施。2012年にもJリーグ王者として同大会に出場した経験を持つ広島FW佐藤寿人は「前回大会よりも間違いなくチーム力は上がっているし、手応えはある。日本代表としてのプライドを持って初戦を突破したい」と意気込みを口にした。

 3年前の戦いに思いを馳せた。2012年にJリーグを初制覇した広島は、同年末に開催国枠でクラブW杯に出場し、1回戦で今大会と同じくオセアニア王者のオークランド・シティ(ニュージーランド)と対戦。スコアレスの状態から青山敏弘が豪快なミドルシュートを決めてベスト8に進出した。だが、準々決勝ではアフリカ王者アル・アハリ(エジプト)に1-2で惜敗。その先の舞台へ進むことができなかった。寿人自身はアル・アハリに一矢報いたゴールと、その後に行われたアジア王者蔚山現代(韓国)戦から奪った2ゴールでセサル・デルガド(モンテレイ/メキシコ)と並んで3ゴールで大会得点王となったが、アフリカ王者を倒して勝ち進めなかった悔しさが胸に強く残っているという。

「前回は得点王になりましたけど、アル・アハリ戦は後半にゲームを決められるチャンスが何回かあったし、あれを決めていたら次に進めていたんじゃないかと思う。もちろん前回以上に得点を決めたい気持ちはありますけど、個人的にもチームとしてもチャンスを多く作る中で勝てなかった。前回大会を経験して世界で結果を残すという部分で感じたものは選手それぞれにあったはずだし、まずはオークランドとの初戦にしっかり勝って、前回乗り越えられなかったアフリカ王者にリベンジしたい。そしてその先で南米王者やヨーロッパ王者と戦うことで本当に世界が体感できると思う。前回は初優勝からご褒美をもらったような感じだったけど、今回はこの舞台にもう一回戻ってきた感覚がある。今回は結果を出さなければ意味がないと思っています」

 世界でステップアップするイメージはできている。まずは初戦でオークランドにしっかりと勝利し、準々決勝では前回大会で煮え湯を飲まされたアフリカ王者にリベンジ。そして南米王者に挑み、その先に待つであろうヨーロッパ王者のバルセロナに向かっていく――。チームも選手も高いモチベーションで臨む中で、誰よりもこの大会を楽しみにしているのは選手自身だ。寿人は言う。

「息子に『ネイマールのサインをもらってきてね』と言われて(笑)。サインをもらうためじゃなくて、バルセロナと試合をするため、勝つために行くんだよって言いましたよ。ただ、多くのサッカーファンがバルサが日本に来ることを楽しみにしていますし、もしJクラブが対戦することになったら……クラブW杯ではガンバ大阪がマンチェスター・U、浦和レッズがミランと対戦して、自分も浦和とミランの試合は横浜まで見に来たんですけど、見ていてワクワク感があった。そういった意味でも自分たちが実際に戦う側に立ちたいし、たくさんのハードルがあるけど、それを乗り越えて行きたい」