任天堂がゲームボーイエミュレーターの削除依頼をGitHubに提出

By BuggerOne
古いゲームを他のゲーム機やPC上で遊べるようにするのがエミュレーターですが、オープンソースの開発場所として使用される共有ウェブサービス「GitHub」上にはホストされていたエミュレーターを削除するように、任天堂がGitHubに削除依頼を出していたことが明らかになりました。
Nintendo Shuts Down Browser Based Game Boy Emulator - TorrentFreak

昔のコンソールゲームがブラウザベースのエミュレーターで公開されていることはままありますが、ゲームボーイアドバンスファンが喜びそうな昔懐かしのゲームが無料で何十本も楽しめるウェブサイトが公開されていました。しかし、任天堂はファンが作成した非公式のエミュレーターを良しとしていない方針のようで、GitHub上にホストされていたゲームボーイアドバンス用エミュレーターが著作権侵害であるとして、GitHubに削除依頼を出していたことが明らかになっています。
削除されたのはJavaScriptベースのゲームボーイアドバンス用エミュレーターで、「Advance Wars」「スーパーマリオアドバンス」「The Sims 2」といったタイトルの他、「黄金の太陽」や歴代のポケットモンスターシリーズなど多数のゲームがプレイ可能になっていました。
任天堂がGitHubに送った削除依頼には「任天堂はGitHubに以下の要求をします。『http://jsemu.github.io/gba/』へアクセスできないようにすること」と書かれており、他にも「このウェブサイトは無許可でコピーされた任天堂の著作権で守られているはずのゲームコンテンツにアクセスできるようになっている」といった内容が記されており、著作権侵害を理由に削除依頼を行っているというわけです。なお、GitHubは任天堂から削除依頼を受け取った直後、GitHub上にホストされていたゲームボーイアドバンス用エミュレーターを速攻で閉鎖しています。
任天堂からGitHubに通達された削除依頼は以下で公開されており、上記のゲーム以外にもマリオカートやマリオパーティ、ゼルダの伝説シリーズなどかなり多くのゲームがエミュレーター上でプレイ可能となっていたことが分かります。
dmca/2015-07-06-nintendo.md at master · github/dmca · GitHub
https://github.com/github/dmca/blob/master/2015-07-06-nintendo.md

問題となったゲームボーイアドバンス用エミュレーターをGitHub上にホストしていたユーザーは、自身のGitHubアカウントを既に削除済み。なお、閉鎖されたゲームボーイアドバンス用エミュレーターのコードはゲームとは異なる場所にホストされていたようで、今もGitHub上のどこかに保存されたままになっている、とのことです。
任天堂が非公式に公開されている自社ゲームを削除するために動いたのは今回が初めてではなく、最新技術でリメイクされた「スーパーマリオ64」のブラウザ・ダウンロード版も速攻で公開停止となっていました。また、iOS端末で脱獄なしでゲームボーイアドバンスのゲームをプレイできるようになるエミュレーターアプリ「GBA4iOS」にも、今回の件と同じような削除依頼が届いたそうです。
