京都を思わせる趣のある和カフェ

六本木駅から徒歩5分。にぎやかな通りから脇道に入り、少し歩くと見えてくるのが今回のお目当て「茶彩 絲」。料亭と見間違うほど落ち着きのある店構えですよね。「茶彩 絲」はゆったりとした空間で、最高級のお茶や上質な食事を楽しむことができる和カフェです。

麻の葉をあしらったデザインの店内には、日本画や和風小物が飾られ、その洗練された空間は、東京というより京都の雰囲気。

広々と使えるテーブル席のほかにカウンター席もあるので、気軽に1人で利用することもできます。お店の魅力に惹かれ、何度も足を運ぶリピーターさんもいるそうです。

厳選された京都の宇治抹茶を味わう

和カフェということで、この場所でぜひ味わっていただきたいのは、普段では味わうことのできない上質な日本茶。厳選された茶葉から生まれる抹茶や煎茶は、色、風味、味わいがとてもよく、いつもと違った非日常空間でいただくことで、よりいっそうおいしく感じられます。
お茶のメニューの中で特におすすめなのは、京都の宇治抹茶(820円 税抜)。

抹茶を提供するお店はそれほど珍しくありませんが、こちらでは実際に自分で抹茶を点てることができます。自分で点てた抹茶は特においしく感じるはず!抹茶を点てる体験ができるということで、外国人観光客にも好評なんだとか。

見た目もかわいいわらび餅が大人気!

お店は夕方までの営業となっているため、食事はランチとスイーツが中心のメニュー。四季折々の食材を使用した見た目も美しい御膳やお茶漬け、あんみつやパフェなどのスイーツが人気です。
今回は、その中でも一番人気だという「自家製 わらび餅」(740円 税抜)をいただきました。
わらび餅といっても、普通のわらび餅ではありません。ご覧の通り、“赤い金魚”が泳ぐとってもかわいいわらび餅です!

金魚すくいのように、“赤い金魚”と下のわらび餅をすくって隣の器にうつします。金魚は小さくすくいやすいですが、白いわらび餅のほうはぷるぷるとしているので意外にむずかしい…。

無事うつし終わったら、手作りの黒蜜と特製きな粉をお好みでかけていただきます。
上質なわらび粉を使用し、丁寧に練り上げられたわらび餅は、しっとりもちもちの食感。弾力がありながらも、口の中で柔らかくとろけます。
タピオカ粉を使用した金魚はさらにもちもちとしていて、また違った食感が楽しめますよ。おいしくてあっという間に完食です!
抹茶もわらび餅も、“体験する”という楽しみが加わることで、素敵な思い出にもなりますね。

常に最先端を行くキラキラしたイメージのある六本木にも、時の流れを忘れるようなゆったりと過ごせる和カフェがあります。くつろぎとおもてなしの特別な空間で、記憶に刻まれる上質なひとときをお過ごしください。

■茶彩 絲 (チャサイイト)
住所: 東京都港区六本木3-6-1 丹波谷六彩居ビルディング 1階
TEL:03-5545-5627
営業時間: 11時30分〜18時30分(18時LO)
定休日:土曜・日曜・祝日
Text&Photo:近藤かおり
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。 変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。