YouTubeチャンネル「パクくんの東大留学」が、「なぜ韓国の「高齢者貧困率」は、先進国で最も深刻になったのか?【4つの理由を解説】」を公開した。動画では、韓国における高齢者の貧困と孤立の現状を紐解き、その背景にある「圧縮的近代化」や「家族の消失」といった社会構造の歪みを解説している。

動画の前半でパクくんは、韓国の高齢者相対的貧困率が約4割に達し、OECD加盟国中で最悪水準にあるという衝撃的なデータを提示。「一人暮らしの高齢者に限れば7割が月10万円未満で生活している」と述べ、高齢者の自殺率や孤独問題の深刻さを明らかにした。一人当たりのGDPが上昇しているにもかかわらず、その恩恵が高齢者に届いていない現状を指摘した。

続いて、なぜこれほどまでに深刻な事態となったのか、その理由を4つの観点から分析した。1960年代からわずか30年余りで近代化を成し遂げた「圧縮的近代化」の副作用や、国民年金の導入が1988年と遅かったことによる「国家・個人の準備不足」を挙げた。さらに、都市化に伴う社会文化の急変により親を支えるための「家族が消えた」こと、そして家の値段が高く資産が「不動産に偏りすぎた資産構造」にあるため、手元に使える現金がないというジレンマを説明した。

後半では、事態を重く見た韓国政府の対策を紹介。施設ではなく在宅で老後を過ごせる介護サービスの拡充や、ソウル市が掲げる「100歳都市」構想、AIを用いた安否確認サービスなど、民間技術の活用が進められていると語った。

最後にパクくんは、日本社会で高齢者が日常的に働いている光景に触れ、「高齢者がもっと自然に社会で活躍できる韓国になれたらいい」と自身の願いを口にした。急激な経済成長の影で置き去りにされた高齢者問題に対し、国と社会全体でどう向き合っていくのか、深く考えさせられる内容となっている。