ラーメンや餃子、チャーハン、麻婆豆腐など、日本人にとって中華料理は非常に身近な存在と言えるが、中国人からすると「日本人に一番人気のある中華料理は何か」という素朴な疑問が浮かぶという。

 中国メディアの百家号は29日、「日本で一番美味しいとされる中華料理は何か」と問いかける記事を掲載し、その結果は中国人の予想を大きく裏切るものであったとする記事を掲載した。

 記事は、日本の美食を尋ねれば「寿司」と答える中国人は多く、中国人は「日本料理は高級」というイメージを持っている人は多いと紹介したうえで、中華料理には日本の食文化に負けずとも劣らない歴史と深みがあるゆえ、中国人が日本料理に魅了されているのと同じように「日本人も中華料理の奥深さに魅了されているに違いない」と主張した。

 続けて、日本で行われた「最も好きな中華料理は何か」を尋ねた調査を紹介し、「日本人の約8割は中華料理が好き」という結果は中国人にとって嬉しいものだったが、人気の中華トップ3が「餃子、麻婆豆腐、チャーハン」であっあたことには大きな失望を覚えると主張した。

 なぜなら、日本人が大好きな餃子は中国では主に北方で食されている「主食」であって、チャーハンもまた身近すぎる主食であると指摘。また麻婆豆腐も中国では安価な家庭料理に過ぎないためだと強調し、中国には北京ダックのように高級かつ味もすばらしい料理が多数あるというのに、そのような高級な食材を使った料理が選ばれなかったことは「意表を突く結果」であり、愕然としてしまう結果であると紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)