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小島勉

モニターは使い続けるうちに色温度や明るさが変化するので、定期的にモニターキャリブレーションを行なって、安定した色を保つようにしなくてはいけません。キャリブレーションの頻度は一般的には200時間ごとと言われています。1日8時間として25日使用でちょうど200時間ですね。これを目安にするのがよいと思います。

外付けセンサーを使っている場合は、スケジュール帳などに次のキャリブレーション予定日を明記しておくとよいでしょう。またColorNavigatorには、モニターの使用時間が一定の時間を越えたら警告を表示する機能があるので、これを活用してもいいでしょう。

とは言っても、定期的にキャリブレーションを行なうのは面倒なものです。ついつい億劫になったり、忘れがちになってしまいます。使用時間の警告画面も、作業が込み入っている時に表示されると気が散ってしまうことがあるかと思います。

これらの問題をスマートに解決してくれるのが、キャリブレーションセンサーを内蔵したColorEdgeです(2014年5月現在の現行機種はCG277、CG276、CG247)。これらのモニターにはセルフキャリブレーション機能といって、モニターが自動で、キャリブレーションを定期的に実行する機能があるので、キャリブレーションをいつ行なえばいいのか気にする必要はありません。

セルフキャリブレーションの設定は、下図のように目覚まし時計のようにセットしてしまうのがよいと思います。

ColorNavigatorの「高度な設定」から「SelfCalibration」を選ぶ。

セルフキャリブレーションの設定画面。上の例では毎月第1週の日曜の明け方5時で設定している。

なおColorEdge CGシリーズでは、外付けセンサーの測定結果を基準として、モニターに内蔵されたキャリブレーションセンサーの測定結果を合わせることもできます(これをコレレーションと言います)。たとえば、他社製品を含む複数のモニターを接続していて、1台の外付けセンサーを基準にしてキャリブレーションを統一しているような場合には、このコレレーション機能が役に立つでしょう。

その他の注意点としては、キャリブレーションモニターは色をきちんと見る役目がありますので、できるだけ画面は直接触らないようにしたほうがよいと思います。時々、画面に指紋や手油、ホコリ、タバコのヤニなどが付着しているものを見かけることがありますが、このような汚れで画面にムラができていると、画像データにムラがあると勘違いしてしまう可能性がありますので、作業上好ましくありません。

汚れを取るには専用のクリーナーを使うようにしましょう。水を含ませたティッシュなどで拭いてしまうと液晶面にキズを付ける恐れがあるのでお勧めできません。まず、きれいにホコリを払ってから、専用クリーナーで拭くのが良いと思います。日常的にはホコリを払う程度で良いですが、指紋などの汚れが付いたらその都度クリーナーで拭くようにします。汚れを放っておくと汚れが落ちにくくなるかもしれません。

EIZOのモニタークリーニングキット「ScreenCleaner」。スプレー式のクリーニング液と、汚れを拭き取る専用クロスのセットだ。ColorEdge CGシリーズには標準で1個同梱されている。

また、センサーをデスク上やモニターフードの上にそのまま置いているケースを見かけることがありますが、これもおすすめできません。特にフィルター式のセンサーは劣化が早く進行してしまい、正確な測定ができなくなります。センサーは精密機械ですので、面倒でもその都度ケースに入れるようにしましょう。

使い終わったセンサーはケースに入れて保存する。左はColorMunki Photo、右はi1 Display Pro。

最後に、これは私もやってしまいがちですが、モニターフードの上に書類などを置くのも止めたほうがいいですね。