対チェコ代表戦で途中出場したスペイン代表のF・トーレス。所属クラブのチェルシーでもリバプールから移籍以降ゴールが無い。相方のビジャがバルサでもスペイン代表でも着々とゴールを重ねる中、F・トーレスは精彩を欠いている。

 この状況について下部年代の代表でもチームメイトとして戦って来たイニエスタは、「フェルナンドは元気だよ。もちろんFWはゴールで評価されてしまうものだけど、対チェコ代表戦では、目立たない所でたくさんチームに貢献していた。彼がディフェンスを引きつけて、後ろの選手にスペースを与えていた」と語っている。

 F・トーレスの存在感は相手チームにとって脅威。彼がディフェンスを引っ張ることで前線にスペースを作り、2列目からの飛び出しを効果的にする。確かにゴールが無くてもFWの大事な仕事の一つではある。ただやはりサポーターはF・トーレスのゴールを望んでいる。

 「ゴールについては時間の問題だよ。フェルナンドはいつもゴールを決めて来たし、これからもゴールし続けるよ。全然問題ないよ」とイニエスタは続けた。W杯でもFWの主役になり切れなかったF・トーレス。エースの復活をスペイン中が待っている。

(スペイン通信)