民主化運動活動家、集会参加途上に襲撃され「袋叩き」と判明=広東
広東省広州市で20日、民主化要求の集会に参加しようとして消息不明になっていた元弁護士の劉士輝氏が、自宅を出たところで4、5人の集団に襲われ負傷し、病院で治療を受けていたことが分かった。香港メディアの明報が報じた。
劉氏によると、広州市内で20日午後に予定されていた「中国版ジャスミン革命」の集会に参加するために外出して歩いていたところ、自宅近くで自動車1台から4、5人が降り、突進してきた。「先頭にいた大きな男を覚えている。棒などを持った者もいた」、「少し離れた交差点で何かをしている者もいた。監視カメラがある場所なので、電源を切っていたのだろう」という。
劉氏はその直後に、頭からら麻袋をかぶせられて殴られたので、先頭にいた男以外襲撃グループについては、覚えていない。劉氏が持っていたカメラは見当たらず、襲撃グループが持ち去ったとみられる。携帯電話は壊されて、近くに落ちていた。
病院の診断によると、劉氏に骨折は認められないが、左足に大けがを負っており、脾臓(ひぞう)に肥大がみられる。劉弁護士によると、肋骨部分と左の腰が痛く、「話をするのも一苦労だ」という。
警察は20日午後8時ごろ、改めて警察官と法医学医師を病院に派遣し、劉弁護士から事情を聞き、医学的状況を確認した。劉氏によると、警察官らは「終始あいまいな態度だった」という。劉氏は警察に「故意傷害罪」などで捜査するよう求めた。警察に「良心を保って動いてくれれば、心から感謝する」と伝えたが、「期待はできない」という。
劉士輝氏は内モンゴル自治区赤峰市(モンゴル語ではオラーン・ハダー)市の出身。広州市で長年にわたり、法律関係の仕事をした。人権問題で活躍した郭飛雄氏の代理人も務めたが、2009年に当局により弁護士資格を剥奪された。(編集担当:如月隼人)
■最新記事
「中東のジャスミン革命」の解説記事も閲覧不能に=中国
中国のジャスミン革命:呼びかけの「海外サイト」に攻撃か
弱者救済に活躍の弁護士、夜の路上で男十数人に襲撃される=北京
医大の主任教授を傷害容疑で拘束、業績批判され恨み=中国
不正告発した元村長の死…「暴露報道」の新聞が発行差し止めに
