キャンピングカーってガチ勢のもの……じゃないのがイマドキ! ライト層こそ注目してほしいキャンピングカー最新事情

この記事をまとめると
■「東京キャンピングカーショー2026」でキャンピングカーの最新事情を取材した
■デリカD:5やジムニーやハイエースなどの定番モデルは相変わらずの人気
■会場ではKIA PV5のキャンピングカーが存在感を放っていた
東京キャンピングカーショー2026で見つけた私らしい旅
アウトドアとはあまり縁のないワタクシ。実際にキャンプしたのは仕事で1回。グランピングやコテージなどに泊まった回数もそう多くはありません。愛犬はいますが、一緒に泊まるようなお出かけはしないし、クルマ移動も基本的にひとり。ソロキャンプする勇気はないし……。とは思いつつ、日本は災害大国。これだけ地震や自然被害が起きると、万が一のときにストレスを少なく過ごせるなら、キャンピングカーもありかも。キャンピングカーの最新事情だけでも見ておこう♡ そんな気もちで「東京キャンピングカーショー2026」に出かけました。

「東京キャンピングショー2026」が開催されたのは7月11・12日の2日間。会場は東京ビッグサイトの東8・9ホール。しかし、2026年はいつもと事情が少し違っていました。というのも、翌々週に東京ビッグサイトを含めた周辺では、世界最高峰のEVレーシングカーのレース「フォーミュラe」が行われるため、東駐車場は準備のための設営で駐車スペースが激減。しかも、事前に販売していたぶんだけということで、周辺駐車場はどこも満車。30分ほど周辺を探しまわってやっと止めたのは会場まで徒歩約30分の駐車場。しかも私にはその後に予定があり、会場にいられる時間はおよそ30分ほど。駆け足での会場取材となりました。
今回、会場には238台のキャンピングカーや車中泊使用車が並び、会場内は人とクルマとペットのワンちゃんたちで大盛況。キャンピングカーは、ペットと一緒に出かけたり、災害時にはペットと一緒に避難したい人が購入することが多いため、ペットも入場OKなのもこのイベントの特徴。そのため、ペットが歩行可能な入場口や、ペットの排泄用のシートを敷き詰めた「ペットのトイレ」まで設置されています。

家族連れはもちろん、若いカップル、女性グループ、ソロキャンパーなどの幅広い世代が集まり、「クルマで旅を楽しむ」というスタイルが、すっかり身近なものになってることを実感します。
豪華なフルサイズのキャンピングカーももちろん魅力的ですが、「普段使いもできる」タイプも数多く出展されています。
まず目についたのは、三菱デリカD:5をベースにした車中泊仕様。悪路にも強く、アウトドア好きから長年支持されているデリカ。車内をのぞいてみると、ベッドキットや収納が上手にレイアウトされ、週末旅が身近になる工夫が満載です。

そのほかに私が注目したのは、5ドア仕様のスズキ・ジムニーノマドをベースにしたカスタムモデル「ジムニーノマド ポップアップルーフモデル エヌズリミテッド ジャオスエディション」。ジムニーは登場以来、大人気モデルですが、ノマドはやっと報道関係者にも試乗の機会が得られた超人気モデル。

キャンピングカーショーでも存在感は抜群で、コンパクトなボディながら「このクルマならどこへでも行けそう」というワクワク感があります。ワインディングや林道だけでなく、海辺や高原など、目的地までの道程そのものが旅になる、そんな魅力を感じました。
2026年の最大の目玉はKIAのPV5たち
そして、キャンピングカーの定番といえばトヨタ・ハイエース。今回は「ZARA(ザラ)」という「伝説のキャンピングカー」が復活! 外見はシンプルですが、なかに入ると洗練された空間が広がっています。必要なものだけを上手に配置し、作り込みすぎていないので、普段使いとの両立もしやすそう。私はファッションブランド「ZARA」のヘビーユーザーなので要注目です。

そして今回、もっとも勢いがあって新鮮だったのは、韓国のKIA(キア)の次世代EVバン「PV5」をベースにした車中泊モデルやEVキャンピングカーが数多く展示されていたこと。日本ではまだ珍しいブランドですが、「クルマそのものを旅の空間として使う」という新しい発想が随所に盛り込まれています。
「ダイレクトカーズ」では、日常使いでも旅先での快適性も高い「DC EV LIFE」、「トイファクトリー」では専用のベッドキット、ほかにも「ホワイトハウスキャンパー」や「ロータスRV」でもPV5をベースにしたキャンピングカーが展示されていました。

EVならではの静かさや、大バッテリーを活かした電源の使い方など、これからの車中泊の可能性を感じさせる提案が印象的で、KIA PV5はキャンピングカーだけでなく、モビリティそのもののライフスタイルを変えてしまうかもしれません。電気を自由に使えることは、旅先での快適性だけでなく、災害時の安心にもつながります。こうした視点は、これからますます注目されそうです。

さらに、会場には丸っとキャンピングカー仕様にしなくても、十分に楽しめるという提案もありました。
最近は10万円以下でも高性能なポータブルエアコンや大容量のポータブル電源が充実しています。普段使っているクルマにベッドキットを載せたり、必要なときだけポータブルエアコンや電源を積んだりすれば、それだけで快適な車中泊が楽しめます。ライフスタイルや予算に合わせて少しづつ自分好みに仕上げていく、最初はこんなところから始めるのもよいかもしれませんね。

そんな自由な楽しみ方のイメージが広がる「東京キャンピングカーショー2026」でした。






