W杯得点王争い、同点ならどうなる? 残り3試合…メッシ、ハーランド、エムバペら世界スターが白熱レース展開【W杯トリビア】
連載「ワールドカップ・トリビア」第27回
地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会は、ベスト16の戦いに突入。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第27回は「同点の場合、得点王はどうなるの?」。
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Q.同点の場合、得点王はどうなるの?
A.アシスト数、出場時間で決める
【解説】
アルゼンチンのメッシが今大会8点目を決め、得点ランキングのトップに立ちました。ノルウェーのハーランドとフランスのエムバペが7点、イングランドのケインが6点と、各国エースによる得点王争いが激しくなっています。
次の準々決勝を勝ち抜けば、3位決定戦もあるため残り3試合。同点となることも十分に考えられます。FIFAの表彰規定では得点数が同じ場合はアシストの多い選手、アシストも同じ場合は出場時間が短い選手がランキング上位となります。
得点ランキングは第1回の1930年ウルグアイ大会からありましたが、初めてスパイクをかたどった金色のトロフィーが贈られたのは1966年イングランド大会で9得点のエウゼビオ(ポルトガル)。82年スペイン大会から公式に「ゴールデンシュー」として表彰されるようになりました。82年大会の受賞者は優勝したイタリアのロッシで6得点でした。
94年アメリカ大会以降、同点の場合はアシスト数で受賞者を決定。さらに06年ドイツ大会から出場時間の規定が加わりました。同様に2位、3位選手を決め、それぞれ「シルバーブーツ」と「ブロンズブーツ」が贈られます。
意外なのは優勝チームから得点王は出にくいということ。22年カタール大会のエムバペ(フランス)は準優勝、18年ロシア大会のケイン(イングランド)は4位。82年大会以降、優勝と得点王の「2冠」は82年のロッシ(イタリア)と02年のロナウド(ブラジル)の2人しか出ていません。
(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)
荻島 弘一
1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

