中国古代で最も豪華な皇后鳳冠「十二龍九鳳冠」が登場
「世界遺産の華章 文化の新生--明代文物テーマ展」が7月4日、北京・明十三陵で開催され、明代の五つの皇陵からえりすぐった宝物が一堂に展示されました。その中でも、今回初めて公開された「十二龍九鳳冠」がひときわ注目を集めています。
「十二龍九鳳冠」は、中国古代の鳳冠の中でも龍と鳳の数が最も多く、最も豪華な一品であり、現存する明代皇后の鳳冠4点のうちの1点でもあります。同じく明定陵から出土した「明孝端皇后 九龍九鳳冠」は、中国で人気の冷蔵庫マグネットのモチーフとして知られています。
「十二龍九鳳冠」は、前面に八龍五鳳、背面に四龍、左右に各二鳳を配し、121個の宝石と3588粒の真珠がはめ込まれています。その持ち主は明孝靖皇后で、万暦帝(明神宗)の恭妃であり、後に皇貴妃に封じられた人物です。彼女は生前に皇后としての待遇を受けることはありませんでしたが、この鳳冠は死後、孫の朱由校(明熹宗)が彼女を皇太后に追封した際に作られました。
今回の展覧会では、「十二龍九鳳冠」「六龍三鳳冠」、そして現存する唯一の明神宗万曆皇の金冠「金糸翼善冠」の原品が展示され、多くの文物愛好家が鑑賞に訪れています。会期中には「2026明文化フォーラム」も開催されています。(提供/CGTN Japanese)

