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 相米慎二監督の「魚影の群れ」(1983年)の4Kデジタルリマスター版が9月2日から12日まで開催される第83回ベネチア国際映画祭クラシック部門に選出された。緒形拳、夏目雅子、佐藤浩市ら日本映画界を代表する名優たちが競演し、大間のマグロ漁師たちの生と死、濃密な愛憎劇を描いた名作だ。

 今年のクラシック部門には、アンジェイ・ワイダ監督「灰とダイヤモンド」(58年)、ジョン・カサヴェテス監督「ミニー&モスコウィッツ」(71年)、ロベルト・ロッセリーニ監督「イタリア旅行」(54年)などのほか、ルイス・ブニュエル、ロマン・ポランスキーら世界の映画史に名を刻む名匠の19本が上映される。

 ヴェニス・クラシックスは2012年に設立された映画祭の一部門で、過去1年間に復元されたクラシック作品の中から、特に優れた作品がセレクトされる。松竹からは12年の木下恵介監督「カルメン故郷に帰る デジタル修復版」、13年の小津安二郎監督「彼岸花 デジタル修復版」、14年の加藤泰監督「ざ・鬼太鼓座 デジタルリマスター版」、17年「小津安二郎 お茶漬けの味 デジタル修復版」、20年の今村昌平監督「復讐するは我にあり 4Kデジタルリマスター版」、22年の小津安二郎監督「風の中の牝鷄 4Kデジタル修復版」、そして23年の小津安二郎監督「父ありき 4Kデジタル修復版」に続いて8回目の選出となる。