「めっちゃ濃いシリーズになりそう」“王者”藤井聡太王位VS“先勝”伊藤匠二冠 バチバチの王位戦開幕にファン大興奮「願わくばフルセットまで」

将棋の伊藤園お〜いお茶杯第67期王位戦七番勝負第1局が7月4・5日の両日、静岡県浜松市の「浜松八幡宮楠倶楽部」で行われ、挑戦者の伊藤匠二冠(叡王、王座、23)が藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、23)を破り、見事シリーズ先勝を飾った。
【映像】グラフにも注目…伊藤二冠が先勝を飾った第1局ハイライト
振り駒の結果、戦型は両者が得意とする「角換わり」へ。第9期叡王戦第5局と同一の局面も出現する中、1日目から激しい攻防戦へと突入した。難解な中盤で伊藤二冠が的確にリードを奪うと、終盤では長考も交えながら冷静な指し回しを見せて押し切る展開に。藤井王位も粘り強く勝機をうかがったものの、劣勢を挽回するには至らなかった。
終局後、見事な勝利を飾った伊藤二冠は、1日目からの激しい攻め合いについて「かなりのリスクがある展開ですが、勝負してどうかと思いました」と強気の決断だったことを述懐。藤井王位の驚異的な粘りに「うまく決め手を与えない指し方をされて、正しく指せていたかはわからないまま指していました」と明かしつつも、「1日目から終盤のような展開になり、かなり難解だと思っていました。充実感のある時間でした」と確かな手応えを口にした。

一方、痛い黒星発進となった藤井王位は「(序盤から)ちょっと認識のない形になってしまった」と構想に苦心したことを告白。敗因については「こちらの玉が桂馬を持たれているとどうしても薄い形になっていて、そのあたりの判断が甘かったというか、形勢を損ねる要因になったかなと思います」と冷静に分析した。最後には「本局は1日目で形勢を損ねる感じになってしまったので、より難しい局面を続けられるように集中して臨みたい」と次局への巻き返しを誓った。
1日目から最終盤のような“ノーガードの殴り合い”を見せた同学年ライバルの激闘に、ファンも大興奮。ネット上には「めっちゃ濃いシリーズになりそう」「王位戦メチャクチャ楽しかった!楽しみ〜」といった歓喜の声が殺到した。絶対王者に土をつけた伊藤二冠の強さに「藤井聡太キラーかよ」と驚嘆するコメントや、「ほんとライバルがいるのは良いこと」「願わくばフルセットまで」と、今後の長期戦を期待する声が相次いで寄せられていた。
伊藤二冠のリードで迎える注目の第2局は、7月15・16日の両日、兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で行われる。持ち時間は各8時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
