《相模原17歳女子高生殺害》「存在感が薄い“陰キャ”だった」男はなぜ凶行に及んだのか? 19歳容疑者が溺れた「TikTok」と「無免許バイク運転」
「娘が帰って来ないんです」
【画像】存在感が薄い“陰キャ”→パーマをかけてタバコを吸うように…元交際相手の19歳容疑者の写真はコチラ
家族の110番通報から約2時間後の6月11日午前2時頃。高校3年生の佐藤唯来(ゆら)さん(17)は、無残にも、窒息死した状態で見つかった。同日、殺人容疑で逮捕されたのが、佐藤さんの元交際相手で塗装会社に勤めるA(19)だった。

現場には多くの花束が
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「断られ、カッとなって首を絞めた」身勝手な犯行
現場は神奈川県相模原市南区、JR下溝駅に近い相模川の河川敷。佐藤さんのスマホのGPSが位置情報を示していた場所だった。
前日夕刻、彼女は「元カレに会ってくる」と家族に言い残し、座間市の自宅を出た。捜査関係者が語る。
「Aは昨年、動画投稿アプリ『TikTok』を通じて被害者にメッセージを送り、一時期交際したものの別れを告げられた。だがその後、Aは彼女にしつこく復縁を持ち掛けていた。事件当夜も、被害者を呼び出して復縁を迫ったが、『断られ、カッとなって首を絞めた』と供述している」
Aは斃(たお)れた佐藤さんを放置して帰宅。あまりにも身勝手な犯行だった。Aの父親が呆然と振り返る。
「息子が帰宅したのは夜の12時くらいだったと思います。午前4時過ぎ、家の前に警察の車が停まっているのが見えて、本人を起こすと、寝起きのまま連れていかれました」
ゴールデンウィーク明け頃から“高校デビュー”
Aは3人きょうだいの次男。相模原市のアパートで両親、妹と暮らしていた。
小中学校の同級生が語る。
「中学時代はバドミントン部に入っていたけど、好きでやっているというよりラクな部活だっただけ。成績もよくなかったし、存在感が薄い“陰キャ”だった」
豹変したのは、1年早く佐藤さんと同じ県立高校に入ってからだ。クラスメートだった同級生が明かす。
「入学当初は静かでおとなしかったのに、高1のゴールデンウィーク明け頃からタバコを吸ったり、パーマをかけたりするようになった。分かりやすい“高校デビュー”でした。授業中はずっとスマホをいじるか寝てばかりいて、先生によく怒られていました」
高1の夏前には同学年の彼女もできたが、
「付き合ったのは3カ月くらい。未練タラタラな様子ではなかったですが、夏休み明けからはほとんど学校にこなくなった」(同前)
そして、ついには高校を中退してしまうのだ。
「副担に『やる気がないなら辞めてしまえ』とか言われて、そのまま退学していった」(別の高校同級生)
無免許運転のバイクで交通事故も
Aの父親が振り返る。
「結局、勉強は好きではなかったし、高校時代から土木とか建築関係のアルバイトをしていて、本人も『もうこれで働きたい』と言っていたんです。3回くらい転職し、今の塗装の仕事は勤めて半年くらいでした」
Aは自宅から自転車で通勤していたが、実は違法行為にも手を染めていた。
地元の少年が唾棄する。
「無免許でバイクを乗り回していたんですよ。バイク絡みでお金のトラブルも起こしていた。でも、全然たいした奴じゃなくて。彼氏がいる女の子に『俺とどっか行かない?』とかちょっかいを出して、相手の男に詰められたりしていた」
高校を中退していた2年前の春。無免許運転のバイクで交通事故を起こしたAは、自身のTikTokでこう悔悟してみせた。
〈警察に行って病院代とか親に払わせて迷惑かけてばかりだし、そろそろ馬鹿なことするのやめないとな〉
さらに、佐藤さんとは別の当時の交際相手に向けてこう宣言した。
〈ちゃんと更生して良い彼氏になりたい〉
だが投稿の翌月、またもやAはバイクで事故を起こすのだ。父親によれば、Aは今もバイクの免許を持っていないという。
「事件のあった日、あいつがバイクで相模川方面へ向かっているのを見かけましたよ」(地元の後輩)
更生どころか、無反省に生きた挙句、未来ある少女を殺めてしまったA。その罪の重さは、これまでの愚行の比ではない。
