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 広島・島内颯太郎投手(29)が、30日のDeNA戦(ハードオフ新潟)で1軍復帰を果たす。セットアッパーとして3年連続で50試合以上の登板実績を持ちながら、今季は成績不振で4月18日から2軍で再調整。右股関節痛で離脱したターノックに代わり、74日ぶりに1軍に合流する。再び勝ちパターン入りする快投が期待される。

 実績のある救援右腕が1軍の舞台に帰って来る。右股関節痛で28日に出場選手登録を外れたターノックに代わり、再昇格が決まった島内。30日のDeNA戦で74日ぶりに1軍に復帰する。菊地原毅投手チーフコーチが説明する。

 「開幕(直後)は不調でも、ファームで良いボールを求めながらやってきたと思う。そこに期待して」

 8年目の今季もセットアッパーとして開幕を迎えた。だが、3月28日の中日戦で1―0の8回に先頭への四球から同点に追い付かれてターノックの来日初勝利を消すと、4月17日のDeNA戦では同点の6回に投手らに3四死球を与える制球難で3失点。登板5試合で防御率8・31と苦しみ、翌18日に出場選手登録から外れた。

 「一番は真っすぐの質を取り戻すこと。フォームをしっかり戻せば、質の良いボールも戻ってくると思う。上半身主導でバランスよく投げられていなかったので、下半身主導で投げられるように」

 島内本人は2軍合流後、復調への取り組みをそう説明した。首脳陣によると、ブルペンで160球を投げ込んだことも。ファーム・リーグでは登板13試合で防御率4・15と数字自体は不満でも、6月の直近5試合は失点1(自責0)と安定感を取り戻してきた。

 「そこ(勝ちパターン入りは)は状態を見て。いま投げている投手がいるので、また争ってもらいたい」

 菊地原コーチは、23年に最優秀中継ぎ投手賞を受賞した右腕の復権に期待する。現状は森浦が9回、ハーンが8回を主に担いつつ、中崎や若い遠藤、高で勝ちパターンを構成。ただ疲労が見え始めた投手もおり、層に一定の厚みを加える人材の台頭が求められる。

 「チームに迷惑をかけている。申し訳なく思うし、自分へのふがいなさ、歯がゆさも感じる。上がった時にはしっかり戦力になれるように」

 セットアッパーとして3年連続で50試合以上の登板実績を持ち、今季から選手会長も務める29歳。夏場からの巻き返しに期待だ。 (江尾 卓也)