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大分トリニータは25日、DF吉田真那斗が同じくJ2のサガン鳥栖に完全移籍したと発表しました。吉田は「簡単な決断ではなかった」とコメントしています。

伝統の背番号「7」…熱い姿勢でチームをけん引

静岡県出身のDF・吉田真那斗は、鹿屋体育大学を経てJ1の横浜F・マリノスでプロキャリアをスタート。出場機会を求めて、おととしJ2・大分トリニータに期限付き移籍で加入しました。

右サイドを主戦場に2シーズンで47試合に出場。豊富な運動量で積極的に攻撃へ参加するだけでなく、高い跳躍力で空中戦を制し、ロングスローで得点の起点にもなりました。

この2シーズンでチームは2年連続J2・16位に沈み、ゴール裏のサポーターから試合後に心無い声が投げかけられた際には、「みんな全力でやってるんだよ。一緒に戦ってくれよ!」と返すなど、熱い姿勢でチームをけん引しました。

2026シーズンにはトリニータに完全移籍し、かつてクラブで活躍した西山哲平や松本怜、梅崎司がつけた背番号「7」に変更。J2・J3百年構想リーグでは17試合2得点とほぼ全試合に出場しました。

17年ぶりに開催されたJリーグのオールスターゲームでは、ファン・サポーター投票でDF部門で選出されました。

吉田はクラブを通じて、「この決断に様々な意見があるのは重々承知しています。誰になんと言われようと、本当に大分という街、大分トリニータというクラブが大好きです」と熱い思いを残しています。

クラブホームページよりコメント全文

大分トリニータに関わる全ての皆様。今回、サガン鳥栖に移籍することになりました。

今年から背番号も変更し、本当にたくさんの方が応援してくれていたにも関わらず、この決断をしたことに様々な意見があるのは重々承知しています。

大分トリニータは横浜F・マリノスで全く試合に絡めず、苦しんでいた自分を必要としてくれました。

大分トリニータでのデビュー戦であるHOME甲府戦のあの雰囲気、声援、後押し。
本当に素晴らしいクラブに来られたのだと、感極まりそうになったのを今でも覚えています。

「このクラブの力になりたい」

そう心の底から思っていました。勝った後に全員で歌う大分よりの使者、試合開始と同時に響き渡るチャント、心震わせてくれた自分のチャント。

どんなに結果が出ていなくて、苦しくても皆さんの声援が聞こえる度に、何度でも立ち上がって前を向くことができたし、何としてもその声援に結果で応えようとクラブのために走り、闘ってきました。

今までの自分の行動・言動が嘘だったと言われてもおかしくはないと思いますが、これだけは言わせてください。

誰になんと言われようと、本当に大分という街・大分トリニータというクラブが大好きだし、全てが自分の本当の言葉です。

自分を復活させてくれたのは間違いなくこのクラブだし、このクラブの為に全てを捧げようと覚悟を決めた時もありました。

だからこそ決して簡単な決断ではなかったし、そう上手くはいかないのだと感じています。

この短い間だけでも、皆さんから本当にたくさんの愛と勇気をいただきました。
その分もっと勇気と感動を届けたかったのですが、それを叶えることができず、残念です。

そして、まだまだ未熟者な自分を育ててくださったクラブスタッフの方々、どんな時も自分の身体を支えてくださったトレーナーの方々、常に切磋琢磨し合った選手達。たくさんの方の支えがあって最高の大分生活を過ごすことができました。

新たな道に進むことになりますが、僕にとって大分という街、大分トリニータというクラブはこれから先ずっと僕の心に残り続けるし、第二の故郷です。

大分を離れるのは寂しいですが、これも人生だと思い、前に進み続けたいと思います。

約2年間という短い間でしたが、本当にありがとうございました。