食のエリアも大勢の人でにぎわった(撮影・本社:武田裕介)

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国内最大級のタイ文化の祭典『タイフェスティバル』。在東京タイ王国大使館主催のもと、2000年に初めて「タイフードフェスティバル」として代々木公園(東京)で開催されて以降、毎年行われている人気のイベントです。タイエンタメへの日本国内での関心が高まるなか、今年のテーマは「Creative Life and Creative Heartbeat」。5月9日(土)、10日(日)に代々木公園で開催された『第26回タイフェスティバル東京』をレポートします。(取材・文:野辺五月)

【写真】毎年人気を集めるトゥクトゥク

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「推し」×「食べ物」のパラダイス!見渡す限りの人波

ピーカンの空の下、老若男女、国籍問わずさまざまな人が盛り上がるイベントはGW明けの土日に行われました。代々木公園のイベント広場と野外ステージを中心に見渡す限り人、人、人……。原宿駅から人波が続き、入口のアーチをくぐった瞬間、行く方向まで見失いそうになるほどでした。


大勢の人でにぎわったタイフェス(撮影・野辺五月)

左右にぎっしりと屋台が並び、アジアらしい活気と、お腹を刺激するスパイシーなフードの匂い、ビールの泡に、マンゴーかき氷やフルーツの切り売り……美味しそうな香りと楽しみに来た人たちの活気に満ちています。
( このイベントが食をメインにスタートしたことは想像に容易いです。 )


タイフードの定番、パッタイをシンハービールと一緒に。(撮影・野辺五月)

タイ料理、実に32店舗・35ブースが出展。本場の味を気軽に楽しめるということで、午前11時半前には既に長蛇の列ができているところも。定番のガッパオや、パッタイのほか、タイビールと相性ばっちりなガイヤーン(焼き鳥)などのおつまみも多く用意され、たくさんの人々で賑わっていました。 

アルコール類のみならず、スイカやマンゴー、ココナッツなどのスムージー・ジュースの店舗も客が次々と訪れ、家族連れも和気あいあいと並んでいます。


スムージーも人気(撮影・婦人公論.jp編集部)

今年の注目はタイティー・チャトラムー(ChaTraMue)。このお店は1954年創業で、タイでも国民的人気のタイティーを扱っています。鮮やかなオレンジ色の濃厚な甘さのミルクティーに、すっきり爽やかな甘さのレモンティーと品揃えも充実。


大人気だった、チャトラムー(撮影・野辺五月)

初日にXで「朝から並ぶ」「最初に目指す」という投稿がバズったこともあり、行列は隣のエリアまで伸びていたほど。2日目は朝10時半にはいったん受付停止になっていて、買えた人は心底運がよいという状況でした。


直輸入のタイフルーツも人気(撮影・野辺五月)

毎年人気を集めるのが「フルーツ」のコーナー。 直輸入のタイフルーツは、量り売りやまとめ買いを想定した箱売りが行われ、ブースから自宅に発送可能という店もありました。その場でカッティングして食べられるブースも。特に有名店では、マンゴーやマンゴスチンが何種類も並び、「どれにしようか」と参加者を唸らせていました。 「匂いがすごい」と有名な、日本ではめったに食べられないドリアンにトライして悲鳴を上げる人も……。

フードフェスの先駆けとして

ここで少し、タイフェスティバルの歴史を振り返ってみましょう。

 タイフェスは在東京タイ王国大使館主催のもと、2000年に初めて「タイフードフェスティバル」として東京・渋谷の代々木公園で開催され、さまざまな「フードフェス文化」の先駆けに。2005年に「タイフェスティバル 」に改名。食べ物のみならず、伝統舞踊や、ムエタイ・アーティストライブなどタイ文化全般を楽しむイベントに進化しました。


タイの政府観光庁のブースも(撮影・野辺五月)

今年は、JTBやエアアジアなどがブースを設け、「タイへようこそ」といわんばかりに旅行を促していたほか、タイ国政府観光庁による紹介パネルの展示もありました。政府お墨付きの地域特産品「OTOP(一村一品運動)」のブースでは、イサーン地方(タイ東北部)の染め物や、定番のタイシルクやタイパンツ、アート作品に可愛らしいゆるキャラグッズまで伝統と「今」を結ぶさまざまな商品が並びます。

伝統的な布を用いたワンピース・帽子や、伝統と流行を程よくミックスしたタイパンツ・タイシルクのアパレルのほか、洒落たランプや食器、ちょっとしたアート作品が程よく配置され、例年以上に若い人たちの人気を集めていました。

物販でひときわ目を惹くのは、トゥクトゥク(三輪タクシー)。運営から話を聞くと、実は毎年大人気のブースだということです。

タイマッサージのブースでは、「本場さながらのサービス」が提供され、香辛料や冷凍食品・インスタント食品などを取り揃えたスーパーマーケットも。まるで「小さなタイ」のように感じられました。

過去最大級の規模に

ミニステージでは新作タイ映画『ユースフル・ゴースト』のお披露目トークショーや伝統楽器紹介が行われ、機織りのワークショップ、ムエタイのゲームなどのイベントも充実。ブース数はトータル170に上り、過去最大級の規模に。来場者数は28万人と、昨年に比べて増加しました。 

食や文化のブースを巡るだけでも圧倒されますが、近年のタイフェスを語る上で外せない、もう一つの巨大な熱波があります。

それが公園の奥、野外ステージエリアで繰り広げられる「推し活」の盛り上がりです。


タイエンタメも大注目!ステージエリアが熱狂(撮影・本社:武田裕介)

後編では、客席エリアから人が溢れ返り、悲鳴のような声援が響いた、熱狂のステージレポートをお届けします!

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