【高校野球7回制意見交換会】仙台育英・須江監督の独自アンケに1万3000人回答「現場との認識にズレ」
日本高野連は6日、大阪市内で7回制に関する意見交換会の第2回を実施した。
仙台育英・須江航監督は「仙台育英という私学で甲子園で活躍することを目指す監督として臨むつもりはなくて、地方大会の1、2回戦で敗れてしまうような指導者の声を代弁するのが役割かと思って臨んでいます」と立場を表明した。
さらに意見交換会の出席が決まってから「高野連のアンケートの結果と自分が触れ合う高校生、指導者の意見とが、かみ合っていないと感じました」と野球をプレーする小学生、中学生、高校生を対象に独自アンケートを実施したことを明かした。回答は460のチーム、1万3000人にも及び「7回制に賛成、反対の立場は取らず、みなさんの意見を聞いて判断してきました」と受け止めた。
また、「滋賀の国スポを経験して、7回制が学びにならないとは思いませんでした。中学生野球の7回制が学びにならないとは思いません」と一定の理解も示した。そして「高体連やドクターなどから意見をいただいて、ことの重大さは理解しているが、周知とか最終報告書という言葉にアレルギーを感じていると思うので、その配慮が必要だと思います。議論の本質として、熱中症などの重大事故が発生した場合に、大会が中止になるのか、5回制になるのかなど話し合ってきた。次の100年に向けて、既存のままでは難しいということは検討会議と同じ結論です。しかしながら現場との認識がずれているので、現場を交えて追加検討をすべきだと思います」と続けた。
さらに「賛成か反対かと言われれば、聖域まで踏み込む構造改革をしないことに反対です。高校生自身が深く運営に関わっていくことが大切だと思いますので、仮に選手会を立ち上げたり、一緒にディスカッションをするなど、高校生の思いを受け止める必要があること。場所や開催時期などの変更が可能なのか、インフラ、ドームにできないのか、というところから対話をする。それが叶わなかった時に、いよいよ7回制が議論されていくべきだと思います」と言葉に力を込めていた。
意見交換会は全2回。5月30日に行われた第1回では日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー、今春の選抜で優勝した大阪桐蔭の西谷浩一監督らが出席して意見を交わした。
