ABS秋田放送

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ありとあらゆるものの価格高騰が続く中、企業の多くが原材料費の値上がりを販売価格に反映できていないのが実情です。

街の飲食店では、食材の仕入れ価格の上昇が経営を直撃しています。

秋田市にあるお好み焼き店を取材しました。

秋田市外旭川にあるお好み焼き店です。

1996年のオープン以来、地域の人に親しまれてきました。

創業者の鈴木幸代さんは、大阪のお好み焼き店からノウハウを学び、本場・関西の味を届けています。

鈴木さん
「モチモチっとフワッとするようにそういう風に仕立てています」

ふんわりとした生地作りに欠かせないのがヤマトイモです。

こちらの店では埼玉や千葉産を使っていますが、価格はこの1年で1.5倍に上がりました。

鈴木さん
「形が悪ければ安かったりするんですけれども、需要と供給のバランスであの秋田にはどうも1番ランクの上のものしか入ってこないようなので、現状、上がったままそのまま。安いものをこれ以上使うことができない状態ですね」

生地に必要な小麦粉や卵も値上がりが続くお好み焼き。

特に値上がり幅が大きいのが、魚介類です。

鈴木さん
「ホタテが3.4倍、イカはなんと言うんでしょうやっぱり2~3倍ぐらいは上がってて、これの具が全部シーフードミックスには値上がりしている状態です」

水揚げ量の減少などを背景に値上がりが続いている魚介類。

仕入れ価格はエビが1.6倍、牡蠣は3倍近くになっています。

仕入れ価格の高騰を受け、人気メニューのシーフードミックスは、2年前から220円値上げせざるを得ませんでした。

それでも、掛かり増しになった経費の1割にも満たないといいます。

鈴木さん
「お客さんが離れてしまうんじゃないかとかそういう不安になる気持ちあるので、極力ギリギリを抑えて我慢してるっていうのが現状ですね。おいしく今まで通り来ていただけるのが希望なので、そんな感じで頑張っています」

県内では、コストの上昇をどの程度価格に上乗せできたかを示す価格転嫁率は平均で4割程度。

大半を企業側が負担しているとみられています。

物価の高騰によって節約志向が強まる中、変わらぬ味とボリュームを守るための努力が続いています。

※4月24日午後6時15分のABS news every.でお伝えします