家を買うとき、多くの人が気にするのは「立地」「間取り」「価格」。でも、本当にその家に“幸せ”に住めるかどうかって、実はもっとシンプルな要素が大事なのかもしれません。
今回は、ホームインスペクションを手がける株式会社さくら事務所の建築士・駒野さんが、「戸建てを買って幸せになる方法」について、自身の経験をもとに語ってくれました。

■“家を好きになること”が、幸せな住まい方の第一歩
「戸建てを買って幸せになる方法って何ですか?」という問いに、駒野さんは迷わずこう答えます。
「家のことを好きになることだと思います」
これは、何も“愛せ”と言っているわけではありません。たとえば、筋トレや料理なども、やっているうちに楽しくなってくるように、家も“知れば知るほど好きになる”という感覚があると。
実際、ある注文住宅の施主さんとのやり取りで、駒野さんは強くそれを感じたといいます。
「大変なことも多かったけれど、自分で選んだり決めたりする過程を経て、最終的にとても家を好きになっていた」――そんなエピソードが印象的だったそうです。

■「プロ目線の別案」に感動してくれた施主さん
そのお施主さんは、自分の希望を持って打ち合わせに来てくれるタイプだったそうですが、駒野さんはそれに加えて「こういうのも好きかもしれない」と別の提案を添えて伝えました。
すると、その施主さんは「感動した」と反応してくれたそうです。
「自分が“正解”だと思っていたものが、実はもっと良くなる可能性を知った瞬間だったのだと思います」
InstagramやYouTubeなどで情報があふれる今、私たちは“たまたま目に入った情報”を「これが正解だ」と思い込みがち。でも、本当に自分に合うかどうかは別の話。だからこそ、プロとの対話を通して視野を広げていくことが大切です。

■“見えない配慮”に気づくと、もっと家が好きになる
ホームインスペクションをしていると、「ここ、すごくいい工夫してるな」と思うポイントに出会うことがあるそうです。
たとえば、
•天井裏にしっかり防湿フィルムが施工されている
•お風呂の床下断熱材に、将来の点検のため“持ち手”がつけられている
こうした部分は性能に直接関係がないこともありますが、「後工程の人のために」という職人さんの思いやりが詰まっているそうです。
「見えないところで“誰かのために”が感じられる家って、やっぱり嬉しいですよね」

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個人向け不動産コンサルティング会社「株式会社さくら事務所」◆株式会社さくら事務所さくら事務所は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を目的として、創業者・現会長の長嶋修が設立した、中立・公正な業界初の個人向け総合不動産コンサルティングサービス企業です。