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住宅で発生する水のトラブルは、雨漏れだけではありません。給排水管や住宅設備からの漏水、いわゆる「設備漏水」も家に大きなダメージを与える原因となります。この記事では、さくら事務所 ホームインスペクター 駒野さんと、さくら事務所 執行役員CRO 友田さんの解説をもとに、設備漏水の原因や対策、そして見逃さないためのチェックポイントをご紹介します。

【1】設備漏水とは?雨漏れとの違い

設備漏水とは、キッチンやトイレ、洗面所、浴室などの給水管や排水管、または住宅設備本体から発生する水漏れのこと。雨漏れが外からの水の侵入なのに対し、設備漏水は建物内部の配管や機器の不具合によって起こります。

とくに多いのが「床下での漏水」。配管の接続部や、施工時の不具合などが原因で、入居前のホームインスペクションで発見されることもあります。

【2】設備漏水によって起こる被害とは?

設備漏水は目に見えないところで進行しやすいため、気づいたときには建材への影響が広がっているケースも少なくありません。特に床下で漏れた水が木材に染み込み、湿気によってカビが発生したり、木部が腐朽したりすることがあります。

実際にあったケースでは、床下点検口を開けたら水たまりができていたことも。長期間放置すると、カビや害虫の温床になるリスクもあります。

【3】もし設備漏水が起きたら?修復と交渉のポイント

漏水が見つかった場合は、まず水をふき取り、床下を乾燥させることが重要です。その上で、被害の範囲を確認し、必要に応じてカビの除去や消毒、再発防止のための施工を行います。

また、漏水の原因によっては修復費用の負担先が変わることも。配管そのものの問題であれば施工会社、設備機器本体の不具合であればメーカーや保証の対象になる可能性があります。契約内容をよく確認し、適切に交渉を行うことが大切です。

【4】漏水を未然に防ぐ!新築・中古・居住中それぞれの対策

・新築の場合:引き渡し前にホームインスペクションを行い、配管の接続や排水の勾配などをチェック。2階に水回りがあり点検口がない場合は、点検口の設置も検討を。

・中古住宅を購入する場合:水回りの真下の天井や床にシミがないかを確認。可能であれば床下の調査も行いましょう。

・現在住んでいる方:定期的に水回りの周辺や床下点検口を開けて、湿気や水たまり、異臭がないかをチェック。特にリフォーム後の初期は要注意です。

【まとめ】

設備漏水は、発見が遅れるほど修復コストが高くなり、家の寿命を縮める原因にもなります。大切なのは「早期発見」と「的確な対応」。

さくら事務所では、住宅の専門家が中立の立場で調査・アドバイスを行っています。家の健康診断のように、定期的なチェックを習慣化することで、安心した住まいづくりが可能になります。

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