電池を屋根に積むメリットは? いすゞの大型BEVバス「エルガEV」が世界初公開【ジャパンモビリティショー2023】
【画像】最後部座席まで通路がフルフラット
トータルで220kWh分のリチウムイオン電池を搭載した路線バスであるが、前方の屋根の上と室内最後列のシート下に電池を搭載。多少スロープにはなっているものの、最後席までフルフラット化した点が特徴である。従来のディーゼルエンジンを搭載したノンステップバスでは室内後部に段差があったが、フルフラット化により車内移動のバリアフリー化を達成した。従来はホイールハウスの上にもシートがあったが、エルガEVはそのホイールハウスを避けてシートを配置。タイヤの上には座らずに前後に座るレイアウトを採用している。
ちなみに、室内のオレンジ色のグリップの位置は高齢者施設では高さ800mmが標準といわれていることから、エルガEVも800mmまで下げて設置している。
スムーズな加減速、低振動かつ低騒音で安全性と快適性を大幅に向上。環境面の配慮だけではなく、未来の公共交通を体現する車両として位置づけている。2025年に開催される大阪・関西万博に向けて開発を進め、2024年度の発売を目標にしているとのこと。未来のBEV路線バスの公道デビューはもうすぐである。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
