審判に詰め寄るメッシ【写真:Getty Images】

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アルゼンチン―オランダ戦

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は9日(日本時間10日)、準々決勝でアルゼンチンはオランダと2-2で突入した延長戦で決着つかず、PK戦の末に4-3で勝利。4強進出を決めた。この日、1ゴール1アシストと躍動したFWリオネル・メッシはイエローカードが乱発された大荒れの一戦に「主審はあまりにもカードを出しすぎた」と苦言を呈した。

 前半35分、FWメッシは絶妙なスルーパスでDFモリーナの先制ゴールをおぜん立て。さらに後半28分には味方が獲得したPKをメッシが落ち着いて成功。後半38分から立て続けに失点し、2-2で延長戦からPK戦にもつれ込んものの、1人目のメッシが冷静に決めるなど、オランダに粘り勝ちした。

 しかし、この日は大会史上最多となる17枚のイエローカードが出されるなど、大荒れの一戦に。ABEMAが中継した試合後のインタビューで、メッシは「こんな終わり方になると思わなかった。審判はあまりにもカードを出しすぎた。観客も見ていると思うが、FIFAがこのようなレフェリングを考えないといけない。このような重要な試合であのような態度は感心しない」と苦言を呈した。

 それでも4強に進出。「PKも延長も含め、非常に苦しい試合だった。4強をかけた試合なので苦しむのもはもっとも。だけど、終わりが良くて満足している。(4強の理由は)一つ一つの試合をしっかりとプレーした。誰もが自分が主役になって走り続けた。勝とうという意欲があった」と語った。

(THE ANSWER編集部)