ウクライナに集まった外国人義勇兵(写真:ロイター/アフロ)

 いまだロシア軍との戦闘が続いているウクライナ。ゼレンスキー大統領は、2月末に外国人志願者による部隊を編成すると明言。在日ウクライナ大使館も3月1日にTwitter上で「義勇兵」を募集したが、4日には外務省からの申し入れもあり、投稿を削除した経緯がある。

 そんななか、5月1日のあるツイートが話題になった。キュレーションメディアの「@visegrad24」が、こんな文章とともに動画を投稿したのだ。

《2人の日本兵が義勇兵としてロシア軍と戦うためにウクライナに到着しました。 1905年の精神は生き続けています。『ゴースト・オブ・ツシマ』が帰ってきた!》(編集部訳)

 動画には日本人とみられる人物2人が顔出しで登場。2人とも迷彩柄の戦闘服を身に着けている。

「原文では “fight” という単語が使われており、彼らは戦闘員として現地に入ったことが伺えます。1905年は日露戦争の終戦の年。つまり、日本がロシアを倒した過去について触れているわけです。

『ゴースト・オブ・ツシマ』は世界的にヒットしたテレビゲームです。主人公は元寇を迎え討つ侍で、それになぞらえているのでしょう」(国際ジャーナリスト)

 動画の人物の右腕には日の丸のワッペンが確認できる。

「ワッペンは、戦場で兵士の所属を意味するものとして機能しており、敵兵士を殺害した証拠として公開されることもしばしば。その中に日の丸が並ばなければいいのですが……」(同前)

 こうした日本人義勇兵の渡航について、外務省は把握しているのか。当該の投稿について見解を尋ねると、こう回答した。

「そうした情報があることは承知していますが、個々の情報などの一つ一つについてお答えすることは差し控えます」

 この投稿以外にも日本人が戦闘に参加しているという情報がインターネット上で発信されていることについては、こう答えた。

「日本政府としては、ウクライナ全土に退避勧告を出しており、目的のいかんを問わず、同国への渡航はやめていただきたいと考えています」

 2014年、シリアに渡航し、IS(イスラム国)の戦闘員として参加しようとした若者たちは渡航前に書類送検となった。今回の「日本人義勇兵」は見て見ぬふりということか――。