原料はパルプ、軽くて強い“脱プラ”新素材
北越コーポレーションは、精製パルプでつくった原料紙を塩化亜鉛溶液で処理して積層するシート素材「バルカナイズドファイバー」を製造している。この素材は、セルロース繊維をCNFで接着した強固な構造となっており、強度や耐熱性に優れる。
日本で同社だけが製造するバルカナイズドファイバーは、電子部品の絶縁用途や容器に使われている。次世代素材といわれるCNFと炭素繊維を実用化した新素材は強度、軽さ、環境変化の耐久性を生かし、より幅広い用途に展開できる。
海を汚染するプラスチックゴミが国際問題化し、使い捨てプラスチック製品の削減や代替素材が求められている。北越コーポの新素材は切断や切削、曲げもでき、加工もしやすい。プラスチック製品の代替として採用されると、石油資源の使用を大幅に削減できる。
