2018年10月11日、東京都江東区の豊洲市場が開場した。6日で営業終了となった築地市場(中央区)からの移転となり、朝から現地は大にぎわいだったようだ。


豊洲市場が開場(以下写真はJタウンネット編集部2018年10月10日撮影)

豊洲市場は土壌汚染などの問題で開場が2年ほど遅れていた。Jタウンネット編集部でもこれまでに何度も現地を訪れ、最寄り駅となるゆりかもめ線・市場前駅の閑散とした様子をレポートしてきた。

思い返せば、重機と作りかけの建造物が並ぶ「秘境駅」の2015年。

新品未使用の廃墟状態だった2016年。

周辺施設をひっそりと訪ねた2017年

開場まで半年を切って勇んで訪れた2018年。

思えば遠くに来たものである。Jタウンネット編集部は今回の開場に伴い、ここぞとばかりに現地に足を運んだ。

もはやここは「秘境駅」ではない

記者は10月11日14時頃、市場前駅に降り立った。先輩記者から「あそこは閑散としていて......云々」と散々聞かされていたことから、ある程度覚悟はしていたのだが、何のことはない。駅に人がいるのである。


ゆりかもめ線・市場前駅にも人が

年齢層としては50代以上の人が多い印象を受けた。また、外国人観光客も多く見られた。

駅ホームを出てすぐ、以前はシートで覆われていた管理施設棟に「豊洲市場」の文字がはっきりと見えるようになっていた。



現地では報道陣も多く駆け付け、レポートしている姿も見られた。


報道陣も現地に駆けつけていた

ただ、残念ながら施設内立ち入りは関係者のみとなり、一般の人の利用は13日からとなっている。折角現地を訪れたのに入れないのかと警備員に問い合わせている姿も見られた。



しかし、開場になったとは言え、現地では今なお工事が続いている。10日朝には入荷トラックの交通渋滞があるなどまだまだ課題は残るようだ。



開場を受けて、ネット上でも多くの声が上がっている。

なにはともあれ、豊洲市場が開場し、これからの動向が楽しみなところだ。Jタウンネット編集部では引き続き状況を見守りたい。